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小嶋さんは何故出てきたか


 自分から証人として呼んで欲しいと訴えたと言われる小嶋さんは、冒頭で、違法性の認識は無いと、委員長質問に回答した。

 その上での証言拒否。では何の為に出てきたのか。


 先ず、もし本当に違法性の認識が無く、真相解明に努力する思いに満たされていたならば、自身に掛けられた疑いに堂々反駁し、真実はこうだった、だからこそ、違法性の認識は無い との論断を質問に対する回答との手続きの上ではあっても打ち立てるべきである。それをしようとしない、寧ろそれよりは証言拒否を選んだと言うことは、充分過ぎる明らかな示唆である。

 小嶋社長には、違法性の認識が充分にある。また、真実が明るみに出ると自分にとり不利であり、詰まりは真相究明に寄与することに不熱心でありたい。


 では、何のために出てきたのか。私は比較的簡単だと思う。これまで概ね、また前回の参考人招致での、自身の傲岸不遜な、恐らくこれまで経営の現場で繰り返して参られたであろう、恫喝的弁論手法、これがかくまでマスコミにより繰り返し映像報道され、時にしばしば部分的に其処だけ前後脈絡薄く、人格照射的に報道された結果が、甚だしく、世間の反感を買い、果ては自身の社員またご家族にまで反感を買った。

 「親父、あれじゃ俺、人前を小嶋の名前で歩けないよ」

 くらいは云われたかも知れぬな。

 其処で今回は数珠玉を持ち、弱者を装い、寧ろ政府省庁議員関係など、私を今助けないと大変ですよ、とのメッセージをも込め、自分にはこのような謙虚で、か弱い一面もあるとの、イメージ戦略を選択したのではないのかな。世間は広いからの。100人の視聴者の内、1,2人は、こうこれくらいで勘弁してあげたら、など情に棹される方、老齢のご婦人とか、他人の気弱に簡単に同情する人々があるものである。
 今回、その少数の味方を得る方が、四面楚歌の傲岸不遜よりも頼もしく思われるほど、確信犯的に、小嶋さんには、違法性の認識がある。

 その認識があると言う結論だけ提示し、その詳細、それがしかとした物であったならば、それを詳細、微細にわたり披瀝した方がより強固な説得力を持つ、という詳細、有力なコンテンツが無い、と見る。
 人生、経営者と言う波涛を、強気と恫喝、ブラフで渡ってきた男の、したたかが顔色失った瞬間であった。論破されるのよりは、沈黙をなじられる方が有利である。

  小嶋 堀江 宮崎  が1列に並んだ、この震災記念日 ・・・・

 新たな塚を築いた日となり、記憶されるのであろうか。
# by yourhighness | 2006-01-18 10:22 | 吼(言うで)
コミッショナー問題はじめ矛盾だらけの日本プロ野球
 今日のドラフト会議、あの醜態は何ですか?

 お前らは、アホか。
 全国の小学生が笑っているぞ。史上最低の巨人監督 堀内、はじめ運営に携わっておられる方々、ひいては日本のプロ野球を支えておられる方々は、野球はプロでも、小学校卒くらいの学力は持って欲しい。

 あれでは、全国の高校球児が可愛そうではありませんか。

 野球が、不朽の国技 だなどと、たわ言を止め、Jリーグの川淵さんら、賢識者の言を丹念に拾い、小学生ではなく、せいぜい有名私立中学の生徒に笑われる程度の学力を持ってもらいたい。

日本の恥部 プロ野球機構さま                   巨人ファンを卒業した一ファン
# by yourhighness | 2005-10-03 21:09 | スポーツ
テロと人災的無知

 私に取り思い出の街ロンドンでテロがあった。断固自己主張を持った政治家の果断な行動を、米英の政治指導者同様、わが邦にも期待したい。ラッセルスクエアは私がロンドン第一夜を過ごした場所であり、ウエストエンドの中心、演劇街のレスタースクエアのかつて寝泊りしたビルは、今私の英国人の友人が日本レストランを経営する名所のひとつだ。事件発生後、その店のウェブカメラで様子を窺う私である。
 テロへの怒りを覚えれば、私は外れても良い。七夕賞は、GB(グレートブリテン)から グラスボンバー を買う。思い出だが、かつて北海道で崩落事故でバスがトンネル内に閉じ込められる事故があった。これを救出する為に崩落を起こした地盤、土地にダイナマイトで発破を仕掛ける場面が昼夜を問わず放映された。私は、不謹慎の謗りを弁えつつ、当時の週末の小倉のレースだったかな、メインでフィールドボンバーなる馬を買おうと決めていた。その週末、東京は雪が降り、関東の競馬が中止延期されるのみならず、ウインズ、競馬場における馬券の発売も中止された。今のようなネットでの投票などない未開の時代である。私は、小倉のレースでこの馬の単勝が20倍つく勝ちレースをテレビで見守るしかなかった。悔しかったな。繰り返しになるが、昨秋の菊花賞前の中越地震で自動車に乗った母子3人が生き埋めになり、声のしない、閉所に生命反応の探知された少年を救おうと救命員らが英雄的な業務を果たす場面の中継に食い入った折り、中央競馬会は、菊の翌週の東京メインでピットファイター サイレンスボーイ を1、2着させた。
 自爆テロを含め、テロを正統な神の名で画策し、実行する人々の唱える神の名が アッラー であることは悲しむべきことだが、ことは神の名を唱え許されることでなく、単に、人の作り上げた秩序と平和がいかに悪しきものであれ、テロというかたちで攻撃され壊滅混乱とをもたらされるという悪と、悪と戦う側の2つの緊張図式に還元されるだけであろう。テロリストが国家を作り上げれば、この国家で彼らはテロを許すまい。テロは自己破壊に過ぎない。昨年、政捉える側の治的背景の理解の深度如何では単にテロリスト集団に過ぎぬ新撰組が若いキャスト、人気タレントを配して放映され、若い人々を惹きつけることを、不快に思い、訝った私である。国家が、質の悪い教育を若い人々に与えてきて、先頃文科大臣はその世代を相手に謝意を表したが、当時これを推し進めた寺脇課長はじめ高級官僚はどう責任を取るのか、いや実はこれは国家政策であって、公立の学校程度の学力学歴で、碌に思考力も育たぬ、四捨五入すれば10%よりも100%に近い今の若者らにはテロなどを原理的に、歴史社会学的に捉える頭など持たず、国家が号令を懸ければ一朝有事の際、今のイラク初め戦地で死んでくれる消耗要員として配備する徴兵予備軍と位置づけしようとの、中枢頭脳の深謀遠慮なのだよ。
 ま、今の若い人々を見るに、立派になったなと感心することもあれば、今の若い人は叫ぶが語らなくなったし、単語は発しても論を組み立てられぬな、とか、言葉を知らない、つまりは思いにカタチを与える術が乏しく、未発達で、携えた電子辞書の持ち腐れで、中身を見かけ並に乏しく手抜きしても滞らない惨状に陥っているのではないかな。今は叫べば人面が出来る時代たることは、陪審員制の実施で明らかになろう。
 セカチューなど、私も読んで感心したが、恋愛ドラマなら、もっと人的深みと成熟あるゲーテの「親和力」とか、シェイクスピアなど、サザンなど聴いて喜んでいる奴らに古典音楽を説き聞かせる如き、強硬な隠居論を浴びせかけたくなるな。
# by yourhighness | 2005-07-10 08:28 | 惰(なまける)
思い出の一番

 夕刻5時、名人戦を見ようと衛星のチャンネルを点けると予算委員会の中継である。

 昨夜、千津ママ(銀座音楽ビアプラザの女主 マダムと呼んでいい歌手)と俳優談義で盛り上がってしまい、晩く、いや今朝早く帰宅したわし。中華の出前を取り、たっぷりのミネラルウォーターで体をいたわっていると、エドモンド・デ・アミーティスの「クオレ」を翻案したアニメ「母を尋ねて・・」 あのヘンリー・ミラーは老境に至りもう一度読み返し、矢張り感動したといっているが、良質というより、余りにも切々たる作品である。「誰も知らない」でも書いたが、子供を主役に据えること、どこか卑怯の匂いが立ち上っている、とわしは感じざるを得ぬが、子供を大切にし、年配を労わり、女性を守るのが、国会のセンセはじめわしらの義務であり、男の仕事の筈じゃ。

 共産党の志位さんの読み上げた靖国の宮司の書籍に記した文言、前の戦争は国家の自尊自立の為避けえないものだった、また米国の当時大統領ルーズベルトは不況の行き詰まりを背景に、日本を金融的に追い詰め、開戦に踏み切らせる施策をとった、との歴史認識を披瀝しているという。う~ん、これは間違っている。個人の心情また信念を枉げる権利は私にはない。が、この靖国問題、甚だ思うのは、国民、とどのつまりはわし自身が、如何に靖国に無知かということじゃ。お名前は失念したが、東大のあるセンセの書いた、靖国に関する御著書が、最も明快に靖国を論じたものだという。

 昨今の議論を聴いて、わしは、首相の参拝に賛成反対ではなく、参拝を此処までの流れで中止して頂きたくはない。
 後学のため、わしも購読する、法政大学の院で行われている 菅直人客員教授の「国民主権論」の講義を筆に起こしたものをメール配信しているものを、諸君も読まれ、形式上、この国は国民主権と言っておきながら、実際は官主権国家であり、政治家もこれにもたれ合い、また選挙で忙しいセンセ方の殆どが、政治の名に値するだけの見識、学究的研鑽を積んでおらない、つまりは議員と言い、政治家の名に値しない素人であり、国の仕組みかたち、在り方を官僚の半分も分からない階層であり、つくづく日本に英国やフランスのような政治が無い、と痛感するわし。

 逆に21世紀こそ、日本に政治が登場する余地があり、また21世紀の最大の出来事は、フロイトの発見した潜在意識、無意識の涵養活用を通し、人生を充実させる術を人類が手中にし、開発していくことであろうと思う。
 わしらが未だ古代人であり、野蛮で、粗野粗雑で、文明段階として著しく抜かっていることを自覚され、意識的に、これを推し進めることに取り組むべしと愚考して止まぬ。

 二子山親方。わしも格別の思い出がある。
 あれは夕刻、一人部屋で、あの歴史的決定戦をわしは待ち侘びていた。いや、決定戦前、本割であの大横綱、北の湖を相手に、初優勝なるか。その日は学校でもその一念が去来しては夢に終わるかとも懊悩は果てなく、そそり立つ巨像、これにあの小兵がどう相撲道のありったけをぶつけるか、わしとしても、限界と思われるものを乗り越えられる、ということを子供心に学んだ夕べであった。本割が終わり、決定戦は異様な雰囲気の下、立会い、直ぐ横綱が勝った本割と同じ形となり、恰もビデオテープが廻るかのような光景に、わしの胸も激震に見舞われた。食いつく貴乃花、横綱の豪快な投げに国技館が悲鳴のどよめきに横倒しになるように崩れかける。大関の左手が横綱の後ろまわしをぐいと放さない。小兵の大関の渾身の寄りに寧ろ意外にも呆気なくしかし、巨像が俵を割る場面は奈良のあ像うん像が続け様に倒れこむ信じられぬ光景を見せ付けられるようであった。
 勝った!

 わしは、大関のやっとという、喜びより寧ろ安堵と日常の一日の仕事を終えた人のような溜息を眺めると、洪水のような涙に襲われた。超えることができる、それをわしは目の当たりにした。
 わしは4人兄弟の長兄で、3人の弟の手前、なかなか弟の前で泣けない。「母を尋ねて・・」のマルコの乗ったばあさまと呼ばれる驢馬の死ぬシーンでは、一人で部屋へ急ぎ、隠れて泣いたものである。
 弟らはおらなかったが、わしはスポーツを見て生まれて初めて泣いた。兄、二子山が優勝旗を手渡すシーンはわしに男の道と、土俵の鬼の涙にも生きるロマンを学び、立ち去る横綱の後姿にもわしは男を見た。男の仕事であった。これは一種のジェンダーフリーに反するものの捉えぶりかのう。

 競馬にもGⅠで勝つ以外の大きな1勝がある。

 わしも、親方と同じ感激の涙は、愛する人の胸で流したいのう、なんて激洒落たセリフじゃったかのう、デヘヘ。
# by yourhighness | 2005-06-02 18:04 | スポーツ
われ、ベーダーに変身す

 我、ダースベイダーに変身す。

 昨日、日本ダービーの当たり券を新宿で換え、アイリッシュパブでギネスを一杯いや2杯やってから、銀座のオペラに出かけた。超・豪華メンバーで、酩酊ことのほか、先週東海ステークスで200倍のダブル万馬券ゲットのシャクティから、ベーダーのボイスチェインジャーをプレゼントされ、終演後オペラ歌手のW直人さんはじめ、皆で被りっこして、呼吸音や It is your destiny. とか出してみておおはしゃぎ。大道数学者ピーター・フランクルさんや共産党の市田センセ御夫妻もいて、我、ことのほかダークサイドに傾く。



 実は別のテーブルで飲んでいたEミノルさんもわしと並ぶ大の落語及びスターウォーズファン。ミノルさんにも被せて、体格の好いところで、ベーダーやって貰えれば良かったな。



 誰かスターウォーズをオペラ化する為、モーツァルトを墓から叩き起こしてくれないかな。それなら台本はわしが書いてもよい。ベーダーはバスが相当だが、ちいと太目のテノールのベーダーなら、昨日もわしの傍らにおったで。

 エピソードⅠのアミダラの傍女は パイレイツオブカリビアンのキーラ・ナイトレイやアカデミー脚本賞監督ソフィア・コッポラら、豪華メンバーで固めておったが、昨日の「魔笛」の3人の童女も、オペラやさかい、しゃあないが、ちいと老けた童女じゃったが、朗々と銀河に響き渡る歌声、パルパティーンはんにも聴かしてやりたいな。わしはジェダイマスター名丸を名乗っておるが、時折はシスの暗黒卿にも変身するで。
# by yourhighness | 2005-05-30 14:49 | 惰(なまける)
国連記念・各国元首への公開質問状
__ 閣下





 閣下が、自国以外の世界の国家の政治的指導者の中で、特に尊敬し信頼を寄せられる政治家を一人お挙げ頂き、あわせて、その理由また人物評をお聞かせ下さい。





国家     _____



指導者の名前 __________



特記すべき人物評











 また、特に次の人物に就いてお聞かせ下さい。



北朝鮮社会主義人民共和国 の政治的指導者 金正日氏 を貴方は







1、尊敬でき、信頼できる

2、尊敬できるが信頼できない

3、尊敬しないが信頼できる

4、尊敬も信頼もできない



以上からお答え下さい。  ___





 閣下御署名





 御協力に対し、深甚の感謝を申し上げますとともに、今後とも貴国並びに閣下の御健勝と御発展を衷心よりお祈り申し上げます。

 本日は閣下の貴重なるお時間とお手数を煩わし申しましたことをお詫び申し上げます。



国連事務局 各国連絡総合調整担当室室長

          マートレット・ハーヴェイ
# by yourhighness | 2005-05-10 03:28 | 浮世
ゴルゴ13

 好きなものを紹介しよう、と思えば筆も進む。実はわしは暫く競馬のブログ書きに夢中になっておっての。覇王の馬券密議 と言い、goo とYahoo に出しておる。ここでも有馬記念の連動のお話をしたが、どうしても公に書けない事があり、これはYahoo でお気に入りに登録してもらい、ファンになった方のみに、密かに耳打ちする恐ろしい仕掛けを明かしている。のどかな競馬ファンはさて置いて、恐ろしい仕掛けが競馬にはある。それは本質的に競馬 という言葉を覆すものだが、わしとしては馬券を計画的に、秩序立てて獲りガッポリ儲ける為の同士も求めているので、自分は十分知的で、賢いと思われる方は、知的職業者か否かを問わず迷い込んで見て貰いたい。私は将棋アマ五段だが、もし大会に出てこの免状を獲得しようとなると、日本将棋連盟主催のアマ大会に出て、全国準優勝しなければならない。それでもプロと引き比べれば、プロの6級くらいで、わしの知り合いの子が小学校で奨励会(将棋連盟のアマ養成機関)の6級で、中学からは開成という、全国に名の鳴り響く東大合格者20年以上日本一の学校に行ったが、どうも将棋はまだまだ。しかしわしとてこの勝負に明け暮れるお子様に対局して、平手で10番指せば10番負けるが、家のコンピュータに入れた将棋ソフトの最高位3段を相手にすると、わしから見てもなってない手の連続じゃ。わしも東大出身者じゃが、それなりの頭脳を以って臨む覚悟のある御仁は、紐解かれたい。



 そうじゃった。好きな物。



 ゴルゴ13じゃ。世人は笑うがわしは笑えぬコメディアンではないぞ。



 デューク東郷 こと、さいとうたかを先生の手になる超ロングベストセラー。アジア系らしい、経歴出生とも謎に包まれた、プロのスナイパー。余りの素晴らしさに、わしも山田洋次監督に、高倉健ゲスト出演で「男はつらいよ 大工の棟梁(でえくの東郷)」を製作するよう進言しようと思ったほどの、ま、日本のいや地球上の劇画界を代表する大傑作じゃ。



 わしこと、小学生のころから、漫画など到底読むことを許されない家庭に育ち、県庁に仕事で行った叔父から、地方に回ってきた東大出身の新米官僚の課長が、デスクで漫画を開いていたといい、今時の大学出は漫画など読むのか、とあきれ果てていたというていたらく。



 そのわしも、密かにまた堂々とその文学的価値を認め、読み耽っていたものが、女性漫画誌「りぼん」である。わしの周辺が挙って少年漫画誌ジャンプらやマガジンらに向かうなか、エッチとバイオレンスに終始する男性誌に引き比べ、女性漫画の、縷々と綴られた心情表現の深み、あえかな襞の的確な表現に、女性誌とはかくも進んだ文明的所産かに味到し、神秘の感を深くするとともに、弟らに挙って読むように勧め、反面「これも面白いよお兄ちゃん」と手渡された パタリロ! を読み耽ったりしたものじゃて。



 が、悪いことは言わん。一度一冊 いや1エピソードでよい。問答無用でこの作品群の凄さを圧倒的に堪能させ、これを読んだあとはハリウッド製のサスペンスなど、子供騙しかと慄かされるゴルゴシリーズの1篇を御紹介しよう。因みに単行本で実に130冊を超えるこのシリーズでは幾度と無くベストワンのエピソードはどれか、幾たりの投票が行われているが、文句無しに製作者またファンともに等しく認める常時トップワンの1篇がある。それを男も女も、また貴方が何歳でも、どのようにバイオレンスとエッチの男性誌にかぶれていようと、一読し、読了直後わしに「素晴らしいものを教えてくれ、また素晴らしい人生の一瞬を味あわせてくれた!」と感謝、心の投げキッスをわしに贈ることを(貴方が女性でしかも山田花子やわしも実物と一緒に飛行機に乗りモスクワの免税店で買い物をともにした山田邦子でないことを望む。北斗晶こと宇野いや今は佐々木久子ならやや許す)わしは確信し、わしは此処にその作品名を名誉と歓びを持って記す。



 「芹沢家殺人事件」



 いまでも、ミステリアスで、また道具立ては簡素で、また日本人の筆になり、世界中宗教国境の境を超え、ハリウッドのどの脚本家もいまだこれに比肩するミステリーを書けない、異様で、圧倒的な迫力に満ち、読後忘れがたい衝撃を残す作品を目にすることは無い。恐らく、一生これを超えるミステリーは無いであろう。

 一言おどろおどろしい作品なのだ。これを前にすると、バカボンパパも竦み、宮崎アニメという世界に冠たる芸術世界をも今日の私らの世界では傑作に指を屈さねばなるまいが、私から言えば、断然ゴルゴの方が上である。



 この作品の最終回がいかなエピソードで締めくくられるか、既に梗概は決定され、金庫状のものに保管されていると聴くが、高円寺と中野駅の間にあるさいとうプロの事務所に夜盗み読みに忍び込もうかと思うくらい、待ち遠しくまた終焉が恐ろしい!



 わしはこの「芹沢家」の作品の中身に就いて一言も語っていないが、それで済まそうと思う。日本が輩出した劇的達成という点で、この作品こそ我々が世界に冠たる資質を持ってこの地上に生まれていることを確信させてくれる民族的結晶である。わしらは確かに文明的に中国の孫、しかし今の中国は、もはや自身の歴史と決別し、滅びさりつつある共産主義のガキ国家に過ぎぬ。



 もとい、この「芹沢家殺人事件」は、ゴルゴ13 とは一体何者か、そのルーツに迫った作品である。ゴルゴなどいっぺんも読んだことが無い、そういう貴方に読んで貰いたいのじゃ。隠居の言うことを聴け!
# by yourhighness | 2005-05-10 00:56 | 惰(なまける)
フランダースの犬

 弟達と歳が離れていたので、アニメで断片的に見知っていた作品。
 アニメが醸していた子供でも鑑賞できるある種の明朗さ、主人公らの、置かれた境遇をも逞しく乗り切る健気さや人々の優しさはそのままの気がするが、ラストで主人公が憧れたルーベンスが生前さながらに現われ、主人公に独りでいたのではないこと、自分の母のことをも持ち出しネロの境遇と心情を理解しそれどころかネロの母をよく知っていること、「だから君に興味を持ちずっと見守っていた」ことを、親しげに、しかし奥義を窮めた巨匠の威厳で厳かに語りかけるシーンは、アニメに無かった忘れがたい感銘を残す。
 一運命の描き方として、寧ろ、その方が原作に忠実なのかもしれないが、今となってはアニメの方が救いが薄く感じ取れるのに対し、芸術の道の長大さと、死をも超えて神の慈しみの広さ深さがゆきわたっていることを巨匠の口を借りて語り聴かされるラストは、物語全体をずっとアニメの子供を意識した造り以上に、昇華した、普遍の劇に高め、涙が追いつけない感動をもたらす。
 それにしても、子供達が、こうした明朗さに覆われつつも、路辺の打ち捨てられた労役犬にも慈しみや無上の友情を抱き、母を亡くした子と、娘を亡くした父との、お祖父さんと孫と愛犬のふれあいを毎週待ちわび、テレビの前で家族で見守るのを楽しみにした、というドラマや場面が、このところ何処へ行ってしまったのか。
 そう訝るほど、私達大人のつくった教育環境は、「塾」学習や、子供の鑑賞能力や趣味の育成の点で、みすぼらしくなり、子供を囲む惨たらしい事件の数々がひきも切らぬ中、1匹の愛犬の尽くす忠節や慈しみすら教え切れていないのではないか。
 神の常在 を教えるこの物語を、子供ごとだけにしておくのは勿体無い、不朽の傑作。



 昔なら、もし神様が本当にいるなら、何故このような可哀想な境遇に置かれるのか、何故、絵のコンテストで勝たせてもらえなかったのか、と反論したくなったかも知れないが、ルーベンスの口から語られる通りの答えと、「神様は私達が本当に愛し合えるかどうか試していらっしゃるんだよ」と、偉そうな答えを思い付きたい気がしてくる。

# by yourhighness | 2005-04-21 05:18
Nobody knows. Anybody knows.
 
 話題の「誰も知らない」を観た。感動した。(お読みになる方、ネタばれをご承知置き下さい)



 感動したというより、引き別れ難い感興が鑑賞中から襲った。

 このような、書物で言えば途中で書を閉じがたい印象を受けるのは、間違いなく、この作品が1つ場所の子供たちを描きながら、実は私たち自身を描いているからであろうと思われる。



 主役の男の子はカンヌで賞を取った。ニール・ジョーダンの傑作 われらがジェダイマスター クワイガン・ジン リーアム・ニーソンが「マイケル・コリンズ」で獲得した主演男優賞を(この翌年がビートさんの「HANA-BI」)、この若年の男優が獲ったことになる。少しく、ここに触れておきたい。米倉斉加年氏の文章に拠れば、師匠宇野重吉さんは寅さん映画の御前様 笠智衆さんに就いて「あの人と一緒に出ると損をする。あの人のは演技じゃない。あの人は自然物だ」と言い放ったと言い、その2人が競演したNHKドラマをとても美しかったと評したが、私もそのような言い分をこの 柳楽優弥 クンに対して抱くことを禁じえない。



 子役 というものがあるが、子供はどう演じるかその技量よりも、どう利用するか、その使い道の方に軍配を上げたくなる気持ちが分かる。子供が自然物的であるからである。この自然物性に対し、演技賞を贈るという感覚に異和を覚える。これはこれこれの石をこの庭に運び込みここに配置した庭師に手柄がある、という感覚をどうしても持つ。まあ、それだけこの作品への評価が為され、審査委員長のタランティーノはじめ、作品への評価を形にした授与と捉えることとして、また別におすぎさんの感想、「子供を描く一方で、なぜ、こんな風になっちゃったのか、YOUの演ったお母さんの人生模様を見てみたい」との意見があったが、それも尤もだと思う。いささか、重層的にドラマの構えを大きく取るならば、母親の人生、愛憎と内面の層構造を持ち込めば、ドラマは単に子供が主に出る映画 を陵駕した日本の社会・家族と精神構造を描破するものにもなったかも知れない。ま、以上、前置き。



 私には、よりこの作品の放つ紛れもなく私たち大人を描いているという感覚の元を辿る方が重要だ。

 大人といって、ここに断片が提示されるコンビニの店長 パチンコ屋のおじさん(私世代から言うとお兄さん) カラオケボックスでお金を払い女学生とひと時を過ごす恐らく下心はあっても善良なサラリーマン タクシーの運転手 らの一群を私達的 と呼ぶ積もりはない。

 もっと、生きるということに係わる根本、逆境における対処とか、手段を選ぶ生来の智恵や「俗」や「汚穢」を知り弁えながらそれに身を投ずる必然性の感じ方、そうした叡知的行動判断力とともに、謂れのない怒り方、怯え、社会の介在への嫌悪、ルールという名で日常を脅かし、浸透して来ようとする、異物感、それへの抵抗、などといった私達の皮膚感覚を見事に救い上げて見せてくれる点に言い様のない貴重な感覚を覚える。

 たとえば、子供らの母親観。世間でつまりはマスコミ的な捉えあげ方では、酷い母親が、彼ら自身に取り、本当に容易に他人の「酷い親」と認定して済ましてしまう以上の、等身大の重み、深み、慈しみと親しさを持って迫ってくる姿は、私達が時折しばしば 自身の、親や妻や、子供であることを(それは生活の便法であり大人の整理法なのだが)上手に忘れながら生きているのに対して、ずっと姿を見せない母親を片時も母親であることを忘れない子らの姿の素のにたむきにおののかされる。

 意図して描くというよりも、エルマンノ・オルミの「小さな家の火の歴史」(邦題・木靴の樹)のまなざしの確かさと、視線の同一化により、充実故の滲み出しのようにわれわれの側にこぼれてくる。



 妹を亡くし、その亡き骸という、異物化しきれない隣人を葬りに行くシーン、それを見送る子供たちのすがた、そこに死へのおののきや恐怖に転化されない対象を通して私達がはじめて「死」を学習したときの手ごたえが放流されてくるようで、生の凛々しさが存分に昇ってきた。改めて、主人公やその家族らが、私自身であることを痛感させられる場面であった。日常言語で言えば、美しい その一語だけが湧く。道の辺にもこのように神々しい貴重なものが転がっているという、神的な感覚。路辺の植物にこもる生命感、その重みと充溢。



 「SHALL WE ダンス?」本家日本版も観た。それはまた。



 中国の自己崩壊は、己の衣を解くことで始まった、裸体がわれわれの眼にも、西欧諸国にも、晒されてきた そのような感が強い。さあ、これからはコンクラーベ!

# by yourhighness | 2005-04-19 05:00
赤い星墜つ
 

 20世紀の最大の人類史上の出来事は、共産主義という実験的主義国家の勃興とその失敗 であるはずだ。今なお真っ赤な共産主義国は、北朝鮮 中国 あといくつか...本来プロレタリアート独裁のはずの国が、中国から「世襲は共産主義でない」といわれる北朝鮮。その中国の今はひどい!



 中山競馬の中山は中国の「中」を持つ。演出者は皐月賞の行われた昨日の競馬で、赤い枠 3枠を一度も連対させなかった。ヴァーミリアン=赤 を3枠に入れ、私はビッグプラネットとともに真っ先に切ったが、仲良く12着13着。競馬会は、見識を示した。他場では、さまざまの演出 示唆の関係上、予定通り、3枠を発射させたが。



 私たちの学び、崇敬し、今もって人間の指標である古代中国哲学と、百出する傑物を描いた長大な歴史物語、美しき中国は今は祖国にはない。自らの歴史に対しみすぼらしい今の国、中国を恥じる。その「恥」すら、共産主義国は葬る いや生き埋めにしている。われわれ日本の宮廷文化 武士道とて、所詮は古代の中国で「徳」「仁」「礼」「忠」など、人間の精神の美しい価値と位置づけられたものの孫に過ぎない。



 常任理事国などにならなくともよい。東洋の西側国家日本は、このような国でオリンピックを開催する危険をヨーロッパ同胞国家に、馬の口伝にでも伝えるべきだ。あかん、止めたほうがええで、在外公館に投石し、中国では中国の法に従え とか抜かす若者がおる国や。自ら恥ずかしい姿と知らぬこと、これを恥と呼ぶ、そうわれわれは中国から学んだ。



 中山JGⅠでは、マグロとかいう騎手の乗ったカラシとかいう馬が勝ち、赤い帽子は落馬して見せた。
日本のGⅠなのである。

# by yourhighness | 2005-04-18 16:23
桜の季節

 桜花賞は、7枠14番 アンブロワーズ最有力と見る。


 枠連で 2-7 ではないかと推察していたが、2枠が人気薄で、これが来るかもしれないが、相手には4枠 特に8番の方を採ってみたい。



 枠連 4-7 そして、矢張り 2-7



 3連複 とやらを、絞るなら



 14番 8番 3番 にしたい。



# by yourhighness | 2005-04-10 01:58 | スポーツ
将軍の悩み
 

 サッカーのワールドカップ予選。試合の行方は御存知の通り。が、北朝鮮の昨日の騒動と、めぐみさんに関する新たな情報の漏れ伝えとともに、この紅羅坊久しぶりに腕組みしてしもうた。



 「審判を殺せ!」

との暴徒化した観客の騒ぎ、ビール瓶の投げ込み、選手出入り口への殺到。

 これらは、ピョンヤンの国内の特権層らとその家族ら、観戦出来る一部の人々の行状だと言う。試合の前の様子をテレビで見ていたわし、一段高いスタジアム観客席でなく、ピッチと同じ地面にも降り立ち、故国を応援しようとする溢れんばかりの観客の群れを見て、さすが将軍 今日は、動員を掛けたな、と思ったものじゃが、試合後のあの騒動、これは抑圧国家の意図的な動員というよりも、この特権階級にしてからが、体制抑圧の日ごろの憂さを晴らしに会場を訪れ、その抑圧を逆に倍化させてしまった暴発、つまりは人間の顔を晒したものであった。

 思わぬ蟻の一穴かもな。つまり、日ごろ脱北者以外、人の素顔の見えぬ共和国臣民の、内に貯めた不満憤懣、この上なき息苦しさが、スポーツの場で、東京ドームのプロ野球やK1の舞台でのオヤジたちやおっさん臭い若人のある程度抑制の効いたご乱行と同断で、ドームを出れば、口さがない不平不満を友人相手に吐き出し、また別の憂さ晴らしの場が巷に溢れておるわが国家と異なり、彼らは一歩外に出るや大人しい共和国の忠節なる臣民の仮面を被りなおさねばならぬのじゃ。

 しかも対戦相手のイランとは、アメリカから北と並んでご指名を受けた人権抑圧国家のお友達。場合によっては開発中の核を買ってくれたり、裏持込の覚醒剤の巨大マーケットなど外貨獲得の窓口にもなりかねない友邦。

 ま、国家外交を考えれば、サッカーくらい好かじゃなかね、とわしも仲裁に入りたき平和志向でええやん とは、所詮他人事のわしのぶつくさかの。

 政治とスポーツは別との原則をやや踏みにじっておるのは将軍さまじゃからの。オリンピックでも、1個のキムいや金メダルも齎さなかったこの五輪の中継では、柔道競技の判定で、共和国が負けそうになると、「おっと 日本人審判の不可解な判定です」と勝手な統制報道を指示したこの国。

 昨日のような暴徒化した観客は、警官など当局の関係者の言うことも聞かぬ。か奴らには、将軍様のお面をつけたガード(警備員)が向かっていくべきじゃった。


 国は、やはりサイレントマジョリティ=無辜の民らの澎湃たる思いで自滅していくのではないだろうか。そのような力強い、抑え付けられた人民の魂を感じた昨日じゃった。

 暴発はいかん。が、暴発の民のこころ、まことにさもあらん とわしは長屋で見ておった。

 シャクティ曰く。

 アドマイヤマックス とは、最大限の敬意 で、武が岡部に引退式で託した言葉おもいそのままじゃ と。言われてみればなるほど、まんまやないか と、納得しきり。もうすぐやって来るあのGⅠ 読み切れたで。楽しみなこっちゃ。

 境港では、北から持ち込まれた偽ドル札が見つかったそうじゃが、報道がなってない。偽札ではないかと疑い鑑定にまわすようでは話にならん。そもそも北のドル札、ひょっとしたら120枚に2,3枚本物が混じりこんでいるのではないかと嫌疑か掛けられ鑑定に回した、というのが実情じゃろ。

 江戸の長屋の諸君も持ち寄りのお札で、福沢さんや英世はんがキム将軍並みにプックリふくれ顔をしておったら要注意や。
# by yourhighness | 2005-03-31 08:28 | 浮世
競馬は演出 とは果ても無い妄想

(ここのブログでもしばしば語られている競馬は脚本があるお芝居だと言う発想を、全てインチキだという反対意見の人の発言。)



 ドラちゃんかドラクロか知らんけど、あんたが昔話が好きそうやから、わしも言うで。



 中央競馬はみな懸命にレースをしているのや。岡部や武豊は馬に乗る名人。調教師では藤沢さんや関西の伊藤雄二、これは抜きん出て力量があるさかいに、見てみ、藤沢厩舎は3年連続秋の天皇賞と有馬記念を獲っているのや無いか。

 ここまで来ると、経済原則にのっとって、弱肉強食、いい厩舎 トレーナーは繁栄し、腕の無い厩舎 実績の無いトレーナーの元には預託馬が集まらず、この3年間で、いったいどれだけの厩舎が廃業したことか。中央競馬は、1年で1万頭の馬を生産し、内18頭がダービーに出られ、そこで惨敗するクズ馬かて1万分の18の超エリート馬や。何? 中央競馬で厩舎が潰れたなんて話は聞いたことが無い? ボケ! もしあるならその実例をここに誰でもええ、話したらんかい。何ぼでもあるはずや。もし無いなら、それはこの業界が社会福祉制度は整っておる先進コミュニティやからや。 ええか。次のことはみな偶然または妄想や。聞きや



 平成元年、天皇が1月7日に死んだかて、その年の春の天皇賞 ダービー とも枠連 1-7 で決まったのは皆偶然や。馬が走ったのや。人が都合したモンとちゃう! 



 その年の皐月賞が、人気の無いドクタースパートが勝ったかて、それは昭和天皇の侍医団の懸命の頑張りとはまったく無関係や。

 また、その年消費税3%が導入されたことと合わし、前年ジャパンカップでペイザバトラーちゅう馬が勝ったことと其れを受けた平成元年の日本ダービーで、ウイナーズサークル云う馬が勝ったことを結び付けるとはこじつけもいいとこや。増してや、ウイナーズサークルのサークルが円を意味することはわしもジオスに通うた身やから認めないほど頑固ではないが、その円が日本の通貨の単位やなんて抜かしおるに及んでは、アホちゃうかと思うを通りこして情けなくなるな。何? ダービー勝ったウイナーズサークル(円)のゼッケンが3番やから消費税の3%にぴったりやて! そんなこと抜かすようでは100年経っても競馬には勝てんな。素人もええとこや。

 ましてや、その年の年度代表馬がイナリワンちゅうて、平成元年やからそれを読み換えて 成=ナリ 元年=ワン でイナリワン? あの馬は、元大井で走っとった超のつくエリート馬やで! 中央のアホどもとはもともと馬が違うのや。そらあんた中央の開成麻布から楽々東大に入ったものの方が香川県や岩手県の県下きっての名門高校出身のエリートよりも賢く教育もええと抜かすような大馬鹿や。それを何やて、この年に限り急に大井から中央競馬に連れてきて、地方競馬の馬の癖に 春の天皇賞 宝塚記念 をぶっこぬき、ま、それも鞍上が天才武豊やからな、秋には年末の有馬記念も勝ち、どや、さすが中央の馬に比べ大井育ちは馬が違うのや。



 何、あんたしつこいな。その年の秋のGⅠを見い言うんか。あんたの話に付き合うてるとまだ平成も1年目、何ぼ経っても進まんのや無いか。

平成元年の秋のGⅠ 全部3枠やて!



 秋の天皇賞が3-8? アホも休み休みさらせや。3枠は天下の名馬オグリキャップや。菊花賞2-3にエリザベス女王杯は3-7で大万馬券やて。菊は一番人気のバンブービギン、トライアルも勝ってるのやから当たり前や無いか。エリ女は何が勝ったのやサンドピアリス! あ~あ、秋の牝馬のレースは荒れるのや。何ちゅても気まぐれやさかいな女馬は。何やて、うるさいなあ、まだあるのんか。その年(1989年平成元年)のエリザベス女王が即位37年で3-7で、馬番の⑥-⑰は女王の公式誕生日の6月17日と同じ!? そんな同じ同じでいくらでも都合ええとこ探し出してはああだこうだ。皆とってつけた偶然や、寄せ集めや。日本の皇室は代替わりの年やけどゴッドセイブザクインで治世の全きを祈る? 祈りいな勝手に。もともと女王の日本訪問を記念してテキトーに名前をつけたレースや。走ってるのは馬やで馬。

 マイルチャンピオンが1-3? そら、1枠のオグリと3枠のバンブー 共にマイル得意の名馬や。

 何であんた3枠にこだわるのや。何、これが仕掛けで秋のGⅠが全て3枠がらみやて。馬鹿も休み休みさらしな。競馬は8枠制やが、6つしかないサイコロかて、よう積もってみや。この年に限りサイコロを2個ずつ6回振って6回とも3が出るちゅうことは数学的天文学的に言ってようあることや無いか。

 ジャパンカップはどうなのや。何! 2-2 ほら見いや。3枠だらけやて嘘も嘘大嘘や! 何が3だらけじゃ。何、2枠でもオグリは3番ゼッケンやて。それ見いや。お里が知れたな。3枠と3番をまぜこぜでは話にならんわ。



 何時やったか、今は亡きダイアナはんが日本にチャールズはんと来はった年(1986年)、関東の全てのレースでGⅠはダイアナ いやダイナの馬が来て関西GⅠは皆皇室でメジロの枠が来てたやて!? 皐月賞はダイナコスモス ダービーはダイナガリバー オークスはダイナアクトレスの3枠 安田記念はギャロップダイナ 秋の天皇賞はギャロップダイナの7枠 と来たはええがジャパンカップでは不発に終わりその埋め合わせに暮れの有馬ではダイナガリバー ギャロップダイナのダイナの親子どんぶりで決まったちゅうような気の利いた小ネタを聞かしてもろうた事あったが、それに比べれば、迫力ないな~。

 そういえばその年のガリバーゆうダービー馬、ガリバーは英国の文豪スイフトの小説の最後で馬人国日本に来たゆう話があってそれがイギリスから有名人が来ることと掛けてるゆう駄洒落やった。なら聞くで。そのガリバーの年のジャカンパックいやカップはイギリスが来たんやろな。ジュピターアイランドとアレミロードでイギリスのワンツー?(注・ジュピターアイランドの調教師はブリテン師で、ジュピター=木星 はホルストの「惑星」の1曲でやはり英国第2の国歌と言われる有名曲。日本でも近年カバー多し) ふん、ま、その年のジャパンカップ前の週のテレビの競馬会のコマーシャルのバックでエルガーの「威風堂々」いうイギリス第2の国歌といわれる曲がかかってたゆうのは夢でも見たのやろ。エルガーでも円楽でも好きにしたらええねん。



 それでその年の年末有馬は3-8かいな。ま、3が続いたのやけれど、それを競馬会の企み 消費税3%の秋やからと言い張るとは、先週の土曜のレース ドラえもんの大山のぶ代が交替するから、藤子F不二雄を褒めてアドマイヤフジが走ったと言うのと同じ出鱈目や。挙句にジャイアンは武やから武豊でサンデーの子で静香ちゃんやて!?ガキの捻り出した親父ギャグもここまで来ると立派なものや。着いて行けんなトーシロには。



 競馬をもっと知らんかい。調教 血統 馬場コンデション 坂路での足の配り 馬体重 パドックでの気配に返し馬のスムーズさ。データと豊富な経験に裏打ちされた相馬眼と絶妙の読み。レース展開に騎手の性格気性、だからわしは阪神大章典のマイソールサウンドは買えるのや。何と言っても昨年6月からの過去7走 着順は15 9 15 13 4 7 4 と抜群。相手関係からしても、近3走全て1着に勝たれているサクラセンチュリー相手に、もうここで勝つのは必至と、数々の競馬新聞 テレビの予想。競馬歴30年の勘から、パドックの目の配り 厩舎サイドの勝負気配、これらもろもろから判断するのがプロの目や。このレースでリンカーンやウイングランツを見ておるようでは見込み無いな。それは今年のダービー ディープインパクト以外の馬が勝つといっているようなものや。情けないな。も、競馬のこと知らん奴とは話もしとないわ。また来るわ。それまで、競馬のケの字でもしっかり勉強したらんかい。
# by yourhighness | 2005-03-23 22:30 | スポーツ
最後のドラえもん



 18日放送のドラえもんスペシャルで、大山のぶ代さんら、旧声優陣の最後の録音放映が行われた。名にし負う名番組で、国民的アニメと呼んでよいこの作品の謂わばキャストの代替わりにあたり、中央競馬会では必ず、御苦労様 大山ドラえもん をメッセージにしたレースを挙行してくる筈である。
 その候補として、ズバリ! 土曜の阪神若葉ステークスの4枠5番 原作者 藤子F不二雄さんを讃える アドマイヤフジ 武豊 を採りたい。ドラえもんのいでたち全体からこの勝負服 青の4枠が似合うと思うわし。フジテレビ賞も、こちらのフジを大切に仕掛けてくるかも知れぬな。ま、これがこけてもどこかでドラえもんじゃ。

 競馬ファンの方、わしがリンクで入れておる 

 覇王の馬券密議 http://blogs.yahoo.co.jp/duke_delacroix

 覗かれるとよいと思う。
# by yourhighness | 2005-03-19 04:22 | スポーツ
スプリングS
 今週、来る日曜日は、年末わしがここで有馬記念勝ち馬が1枠1番であることを炙り出して見せたと同様、長い連動レースがあり、絶好の狙い目である。

 そのレースは、中山日曜のメイン 3歳重賞のフジテレビ賞スプリングステークスである。これは、似たレースタイトルの京王杯スプリングカップの前年レースの枠 馬番 のいずれかを使う。これが過去20年で17回起こっており、昭和60年以降、連動が無いのは91年~92年 99年 の3回のみ。それを確認頂き、枠順が発表される土曜昼を待って頂きたい。


京王杯スプリングカップ    スプリングS
(前年)

2003  7枠11番      2004  6枠11番
H15   5枠 6番      H16  1枠 1番

2002  8枠18番      2003  8枠15番
H14   8枠16番      H15  3枠 5番

2001  8枠17番      2002  6枠11番
H13   7枠13番      H14  7枠14番

2000  8枠17番      2001  2枠 3番
H12   7枠13番      H13  7枠14番

1999  3枠 5番      2000  5枠10番
H11   8枠18番      H12  3枠 6番

1998  1枠 1番      1999  8枠16番
H10   1枠 1番      H11  8枠15番

1997  7枠14番      1998  3枠 5番
H9    6枠12番      H10  6枠10番

1996  7枠13番      1997  8枠12番
H8    8枠15番      H9   4枠 5番

1995  7枠13番      1996  2枠 2番
H7    2枠 3番      H8   8枠12番

1994  1枠 1番      1995  2枠 2番
H6    1枠 2番      H7   7枠13番

1993  6枠 7番      1994  2枠 2番
H5    3枠 3番      H6    7枠 7番

1992  4枠 5番      1993  2枠 2番
H4    5枠 7番      H5   4枠 5番

1991  8枠16番      1992  1枠 1番
H3    6枠11番      H4   4枠 5番

1990  2枠 3番      1991  7枠10番
H2    1枠 2番      H3   7枠 9番

1989  6枠12番      1990  3枠 4番
H1    5枠 9番      H2   6枠 9番

1988  4枠 4番      1989  8枠13番
S63   1枠 1番      H1   1枠 1番

1987  4枠 8番      1988  7枠 8番
S62   3枠 5番      S63   3枠 3番

1986  8枠12番      1987  6枠 8番
S61   6枠 8番      S62   6枠 7番

1985  8枠13番      1986  7枠10番
S60   4枠 7番      S61   6枠 7番

1984  4枠 9番      1985  4枠 4番
S59   3枠 6番      S60   3枠 3番


 以上。ちなみに昨年 京王杯スプリングカップの結果を示しておく。

2004 H16 5月16日 東京
1着 4枠  7番 ウインラディウス 田中勝春
2着 6枠 11番 テレグノシス   勝浦正樹

 ま、最終見解は、馬の顔を見てから。ヴァーミリアン とかいう、色鉛筆の赤色を意味する馬が人気を背負いそうだが、さて、如何!?
# by yourhighness | 2005-03-17 01:26 | スポーツ
北へ 北から また西海岸から

 「半落ち」を観る。

 しみじみ、アメリカアカデミー賞授賞式を見ながら話をしたが、何かと話題になった司会のクリス・ロック。刺激的でウイットに富んではいるが厭味が無く、エンタテインメント先進国家を改めて感ず。日本はいかにも儀式的で、授賞式もイベントとして楽しさが寂しい。

 「半落ち」か。率直に言って、もっと抉り込みが欲しい。品よく仕上げ、描き切れて無いとの読後感。
 一方思い立ち過去のアカデミー作品賞映画から「アメリカンビューティ」を取り出し観る。主役の夫婦らといい、けちの付けようが無く、好い。大作的でない、ハリウッド映画のアカデミー高評価の作品はこうした日常 普通 の描き方が絶妙だと感じる。少し前の「普通の人々」大学生の頃か見たときはつまらなかったが、今見て逆に学生役の若者に共感でき、描き方=文体 に感心する。

 勉強不足であったが、「北の零年」公式サイトでストーリーなどを知る。これは、馬もめぐり、中央競馬のコスモバルク出現とも縁する北海道の風土、現代史的位置づけとも関連する作品ではないのか。

 5月末の驚愕の結末、私たちはそれと納得する材料を手にし、既にまだ発表されてもおらない結論が配置される位置まで特定している。ま、解き明かした謎は、しばらく、逸品のワインのように寝かせ、眺め、転ばし、熟成させて、しみじみそれで良いのかどうか味わう。
 お付き合い下さる方には、何れ御案内する心積もりでいるので、しばしの御猶予を頂く。ブログはすぐ読み終えられ、廃れるもののようだが、わしがこのところ記した謎めいたことを噛みしめられて、大衆的判断結論で満足されないよう希望する次第である。
# by yourhighness | 2005-03-15 11:55
2002年3月25日

 この日、アフガニスタンでM6.0の地震が起こった。

3月25日夜7時26分(現地時間)、カブールの北約160kmを震
源とする M6の地震が発生、死者1800名以上の大被害が出た模様です。USGSによる速
報震源は次の通りです。

     発生時刻        震央           深さ    M
3/25 14:56:37 (UT) 35.97°N 69.17°E shallow 6.0

以上、母校の震研ページから、引用させて頂いた。死者の数を見れば、甚大な被害であったことが分かる。地震そのものは日ごと世界各地、この惑星上で起こっており、1日に地震が1回も起こらないことの方が、地球が心配になる。
 私は、この記事を読んでいて、そしてこの前の日曜日に起こったことを、考え合わせ、謎の糸玉が解きほごされ、ある滑稽な初老の男の顔と共に、屹立する真実が浮かび上がってきて、暗然となった。

 わしの危惧したことが当たる、そうわしは確信した。

 この日の地震は、日本では大きくは報じられず、一部専門家を除いては話題にもならなかったろう。もう大分前のこと、わし的にもこの日何をし、何を喰らい、何処の猫街を散歩しておったか、とんと見当がつかぬ。が、ここ2,3ヶ月の間に、わし的にブームになっておることにこのことが深く関与し、大きな示唆と、些か趣味人の間では、後々話題に上るであろうことが仄見えてきた次第である。わしは、奇しくもこの人ごとにしては悪戯が過ぎたある男の(女の子かも知れない、それも無邪気な、シネマファンか、あるいはその命題を巡り2,3日頭をさまざまの英単語はじめもろもろを駆け巡らせていたのに違いない)、思いつきが如何に人の、あるいは趣味人の運命を狂わせ、騒擾を巻き起こすか、思いも寄らなかったに違いない。

 改めて思う。向こうは、わしらが見ておるのに、見ておることを気付きもせず、省みること乏しく物を使ってくる。わしとて、このブログでしこたま話題に上せて置いて、よく見れば直ぐ気付くことに、今はっきりと気付いた。ホームズは「唇の捩れた男」の中で、言う。

 ワトソン君、今君はロンドン一の大馬鹿者と共に歩いているのだ...

 わしも、この偶然とはいえ、利用のされ方からすれば人の作為になることに思い至ったとき、ホームズのように椅子から立ち上がった、夕立に 雷に打たれたように!

 わしが何に就いて語っておるのか、余にはさっぱり分からぬ という御殿様も多かろう。

 この度は、鶴のあまっちょが、じゃりが飛び出し奉りまして、恐惶謹厳、御稲荷さんでござんす
  (古典落語 妾馬 より 八五郎の台詞)

 5月末は間違いなし。それだからこそ、2番手は日本 3番手は食糧 だったのじゃな。
# by yourhighness | 2005-03-10 01:23 | 惰(なまける)
三年連続 名人戦は 森内対羽生

 明けて、5日午前1時10分。最後の一局、佐藤康光棋聖対藤井猛九段戦 藤井投了。この瞬間、来たる将棋名人戦は、森内俊之名人対羽生善治四冠の対決が決まり、昨年のリターンマッチの頂上対決となった。
 さるにしても、佐藤藤井戦 激戦であった。素人目で状況的に見た表層に比し、将棋の奥行き 可能性の奥の襞を垣間見せてくれた名局だった。
 他の棋士を圧倒する羽生四冠の怒濤の寄り身にまたも魅了された日であったが、今年の名人戦 わしとしても是非名人に王将戦王座戦の借りを返すべく、渾身の技を見せ付けて欲しいし、またそれを確信しておる。将棋も競馬も、その「道」に熟していくことは、わしら自身が貴族化していく喜びじゃ。
 戦いの主戦場は、大東京の片隅のような小さな静寂な畳の上だが、限られた者だけが味わえる極上の舞台 エンターテインメントじゃった。アマ有段者の一人として、普及に微力を尽くしたい思い新たなわし。
 将棋は美しく、華麗で、厳然として、眩暈のような厳かな興奮に満ちている。駒音の澄んで乾いた音はこころを打ちふるえさせ、共鳴させる。
# by yourhighness | 2005-03-05 02:17 | 惰(なまける)
これから佳境の将棋A級順位戦最終局!

 壮観 の一言じゃ。衛星で見る東京は将棋会館4F対局室での、激闘とその生中継。森内名人への挑戦権を争う、10人のトップ棋士による5つの対局。解説は、森下九段と渡辺竜王の豪華版。
 けたたましい野球中継と違い、5つの対戦の優劣が仄見え、しかし画然と決して行く様は、ゲーム競技そのものの戦略の妙、論理的必然により否応無い運命として現れ出てくる反面、人業の世界で運命の趨勢 各棋士の人生の行く末までも孕み、森々と厳かに糸車が解かれる様を見守るとは、何というドラマであろう。
 わし、ビールを片手に東京ドームかなにかで馬鹿騒ぎするよりも、渋茶を嗜みつつ、一人で息詰まる対局を見つめる方が好きじゃな。丸山センセのインテリ眼鏡がやや気になるがの。芸風が変わったかな。朝10時に始まり、2時間の昼食夕食休憩を挟み、持ち時間では今宵0:00まで、以降は1手1分以内の秒読みとなる、Jリーグのゴールデンゴールなど比べ物にならぬ、秒殺の電撃ドラマ。シェイクスピアの終幕と同じで、幕切れに近づくほど、緊迫とスピード感を増す。降る雪も慄く、霏々とした運命の降り積もり。将棋ファンでよかった。
# by yourhighness | 2005-03-04 22:21 | 惰(なまける)
2個目のオスカー、ヒラリーを知っていますか?

 いよいよ、将棋界の最も長い日 名人位挑戦者を決めるA級順位戦最終局全5局が、明後日4日に一斉に行われる。BS2で丹念な中継があるとこのこと、千駄ヶ谷の会館に始発帰還覚悟で出かけたい思いも湧くわしじゃが、自宅名丸シアターにて観戦す。怒濤の、タイトル戦7連勝で再び4冠に返り咲いた羽生センセが押し切って5冠目の名人位復位戦に登場するかどうか、かつて竜王戦を3連覇した藤井九段の寄り身も見ものじゃ。そば茶の笑い仮面 丸山センセも名前に丸が入っておる以上、可愛い顔を怖くして頑張ってもらいたいものじゃ。わし的にも、対局カードを確認して置きたい。


名人位 森内俊之

羽生善治王位王座棋王王将 対 深浦康市八段

佐藤康光棋聖       対 藤井 猛九段

谷川浩司九段       対 鈴木大介八段

丸山忠久九段       対 久保利明八段

三浦弘行八段       対 高橋道雄九段


 アカデミー賞発表されたのう。わしとしては、ヒラリー・スワンクの単勝馬券を取り、来日したビルいやクリントン前大統領と「Hilary My Love」(性同一性不障害の会)の日米トップ会談を持ちたいモニカ いやものじゃ。

 わしとしても、ハリウッド史上最強のキャラは「ゴッドファーザー」のドン・コルレオーネ マーロン・ブランドじゃと思うておるので、そのマーロンに倣い、役者らが賞を巡り競争することの無意味をも少し感ずるので、受賞に至らなかったノミネート作品中の傑作を探し味わうのを長屋の趣味の一つに数えておる。昨年は、株主優待券で見せてもろた「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」30年 50年後の評価は「ゴッドファーザー」とどうか との気がするが、概ね妥当な選択。「めぐりあう時間たち」はジュリアン・ムーア良かったし、「ミスティックリバー」は結末の付け方がわしには不快じゃし、「シービスケット」「マスターアンドコマンダー」ともコクを感じ、ソフィア・コッポラの「ロストイントランスレーション」は見知ったトキオは新宿の高層ホテルやポンギ舞台の、淡々とした甘いお話、好みのカテではないが沁みて好かった。主役のスカーレット・ヨハンソンはわし的に主演女優賞を贈る。

 それにしても受賞しなかった歴代作品の浩瀚 見事さは受賞作を決めることへの躊躇いを訴えるのう。

 2個目のオスカーを2度目の主演女優賞で手にしたヒラリー・スワンク。今回の作品は未見で、インポートを待つしかないが、前回受賞の「ボーイズドントクライ」(Boys don’t cry)を諸君らは見ておるかな。おらないのであれば、是非この場で鑑賞を薦めるものじゃ。性同一性障害の女性 という、わし的に余り興味が湧かない世界の話じゃったが、作品の良さは好みを超越する。ここでのスワンクは凄い!の一言じゃった。

 (ネタばれるが)どう見ても優男の華奢な青年が冒頭から出てきて、男友達と遊び、酒を呑み、バーで歌う女の子に一目惚れをし、「僕の名はブランドン」と声をかけ、やがて直ぐこれが生物学的女性であることが観客に明らかとなり、へ~ホントかよ と息を呑む化けぶり。またこの共演の恋人!役の女の子がいい。可愛く、すねて、不良っぽく、あたたかい。彼女が何時ブランドンを女と認識するかよく分からぬが、性的にもブランドンを受け入れ、人間の繋がりとそれを襲う、ならず者らの姿と奴らがひき起こす悲劇が最期まで単直線で描かれる。実話に基づくらしいが、このわしが見てもかような犯人だけは許し難し と思わせる一方的な悪のドミナントは、怒り以上の置石のような印象を齎す。殊に、ブランドンが浴室で下半身を露わにさせられ、女性であることを暴き出され、その後レイプされ、終末でその犯人らに撃ち殺されるシーンまでは、ヒラリーの、役柄としては屈辱にまみれながら演じ手としてはハリウッドが挙って拍手したのも頷ける圧倒的な身の投げ出し方で、演技者の執念と意思に性別無しを思い知らされる。不幸にも日本の女優には用意される役柄が単純再生産ばかりに過ぎぬと嘆かれるほど、企画とそれに生身で挑んだヒラリーの姿が圧倒的で説得的である。わしとしても、性同一性障害というものに、理解を深めさせられた。ハリウッドでの2度までもの栄光で豪奢に美しさが輝きわたるのは当然のこととしても、「タレント」でなく女優としては、アクションしておるシーンの天来の表出が命であり、隠居目にもライス国務長官に比肩する存在感と美貌に喝采を贈れることを誇らしく思うほどじゃ。「ボーイズ・・・」での授賞式では、旦那はん(つれあい 夫)が涙しておったというが、ここまで物語的必然で女であることを曝け出して演じきった妻への賞賛と誇り、夫としても同性として羨ましいものがあるな。女優としての仕事の極限で、本来の己を何処よりも強く訴え、表現でき、職業女性としての理想像をわしはこのヒラリーに見るわけじゃ。今回も、ヒラリーが「ミリオンダラーベイビー」で見せてくれるとは、幸せなこっちゃ。何度見てもよい「ゴッドファーザー」 多様な企画、多士済々の演技陣 そして国力 誇りをかけた映画文化 ハリウッドを遠く仰ぎ見る 江戸の庵長屋の隠居じゃった。日本映画専門チャンネルでは挙って現代日本映画を誉めそやすが、わしとしては「ゴッドファーザー」の如き、日本映画の真のハリウッドルネサンスよ来たれ! と腕組みしきりじゃ。

 中村屋 勘三郎家では新たな18代目勘三郎襲名いよいよじゃが、先代の「髪結新三」の新三 勘平腹切 など良かったなわし、今でも成駒屋の忠七と白鴎の源七相手の新三取り出して聴くわし。新しい勘三郎の魅力はわしには未知じゃが、歌舞伎を見たことのない若い人を惹きつけるのと同時に歌舞伎を見尽くしてきた観客 大向こうを唸らせる勘三郎になってもらいたいものじゃ。中京では、チュウシングラとかいう馬も出るようじゃな。波野哲明はん、わしも歌舞伎座楽屋入り口で一度だけ生ノリちゃん観たことある。気張ってや 「中村屋~!」
# by yourhighness | 2005-03-02 17:14
苦悩する、妖怪に会える街

 わしの祖父母の家があり、わしにとり故郷とも呼んでよい街 鳥取県は境港市が、北朝鮮船舶の入港禁止、ズワイガニの入荷量が3分の1無くなるとの騒動で揺れておると言う。おとなしく純朴な人柄で、家族的繋がりも深い土地のこと、わしとしても忍び難き思いあり。

 わしも弟と一夏を過ごしたり、幼少の頃合御近所の童らと未だ街灯も暗いなか遊びまわった楽しい思い出は尽きぬ。以前からソ連ロシア船せきが入ると、赤い体毛に覆われた文字通りの紅毛らが街中に現われ、かの人々に取り貴重品 自転車が数多く姿を消すとの話は、叔父からも耳にしておった。何しろ力技で、駐輪してあるチャリは放置してあるものと見做し、鍵など腕ずくでひとひねり。小作りなママチャリを刺青の入ったオロシャの荒くれ船乗りはんらがタイアをへこませ静かな街を走らせる光景、わしも息を呑んで見守ったものじゃ。ま、チャリは無くなるが、女性に手を出したりなど御乱行の話は殆ど聴かぬロシアの船員さん達。その影で、実は北の工作員が密かに上陸したり、お隣米子で松本京子さんが拉致される疑いが明らかになるなど、行政の呑気さとあい俟ち、無防備であった裏日本の田舎町じゃ。

 もう、15年も前かのう。この街出身の日本漫画界の重鎮 ゲゲゲの鬼太郎水木しげるセンセが、ロゴを使うことを許してくださり、小さなJRの駅舎から500mくらいかの、市のメインストリートには鬼太郎 目玉親父 ねずみ男ら、おなじみの鬼太郎一家をはじめ、牛鬼 あかなめ カラス天狗 ぬらりひょんら、妖怪のモニュメントが現われ始め、土産物屋や地元の物品、NTTの公衆電話の屋根 街の街灯 道路工事の標識にまで、妖怪キャラが使われはじめ、あたたかい水木センセは町興しに一役も二役もかってくださったのじゃ。以来、漁獲水揚げ日本一を争う港町であると同時に、妖怪に会える街として、徐々に人々に認知されるようになっていく。昨日まで、目立たぬ地元の地酒が「鬼太郎のつぼ」 煮干が入ったふりかけが「砂かけばばあ」 ドラ焼きは「鬼太郎焼き」と名前を換え、小柄な妖怪のブロンズのモニュメントは盗難が相次ぐ。夏の港祭りでは、地元学生がねずみ男や子泣き爺の装束で闊歩するし、橋げたにはねずみ男のひじ枕の横たわる像が地元の妖怪=老婆らを唖然とさせる奇観がわしらを和ませた。今では京極夏彦センセらも呼んで世界妖怪サミットが開かれるし、水木センセの記念館も街の中心にオープンしたそうな。まさに老若を問わず一度はおいでよ、とお薦めできる楽しい街となったのじゃ。

 が、わしの追憶の赴くはもっと寂れた感じの小さな思い出の街。潮の香がずっと内陸にまで漂い、看板も目立たぬ小さな海産店が飛び切りの魚を破格の値で購い、夕飯となれば、真っ白に透き通るイカの刺身が御飯よりも山盛りで食べきれぬほど並ぶ古くからの日本の海彦のまち。

 わしの祖父母の家は馬場崎町という所にあっての、近くは広い墓地があり、そこがわしらの専らの遊び場じゃった。街灯もままならぬ、田舎で暗くなるのが口惜しいまで遊びまわっての。あるときわしは、そこで墓石の下敷きになり、近所の子がわしの祖父宅に「大変だよ大変だよ! 小名丸ちゃんが墓の下敷きになっちょうよ」と知らせに走ってくれ、命ごとと慌てた祖父が駆けつけると、わしは小さな墓石ながら砂地に四肢が思うように動かずもがいておる一方で後年まで語り継がれる語り草となったのじゃ。わし的には、そのときのもがきつつも暮れ行く夜空を見上げて不安に泣きそうになった思い、今も覚えておる。

 ま、その町が、北のカニの入荷 加工 販売などのルートが細ると今これらに従事しておる3000人の人々のうち1000人ほどが仕事を失いかねぬ危機に陥るという。27日には、拉致被害者の「救う会」がこの街で大会を催し、何とかロシアや中国産など、別の輸入先への振りかえなども提言したと聞くが、わしも此処の街の人情はよく身に沁みて分かる。地元から消えた娘さんが北に拉致されちょったと分かれば、港町にしては荒くれの漁師さんなど一人も見たことのないこの人情篤い街の人々の憤り、また拉致問題に消極的と思われたくない国民感情への配慮、しかしこれまで美味いカニを廉価にて出荷してきたこの街の生命線たる産業の打撃は覆うべくもなく、拉致に関し都市の若者や政治家の怒りが足りぬと日頃思っておるわしとしては、カニよりも人が大事じゃが、カニで人の苦しむありさま、神の御加護を念じずにおられぬ。おそるらくは、想像以上の拉致被害者が潜在しておると考えられるこの土地、人が消えても、夜逃げ とか 神隠し と呼んでおった妖怪の街じゃ。水木センセに「のんのん婆とわたし」とかいう、童の頃妖怪話を聴かせてくれた近所の妖怪的おばばを書いた作品があるが、まこと、一時ここに住まいしたわしとしては、さも妖怪に遭遇しそうな古い神社、墓場、暗い叢、卒塔婆の陰に見え隠れするヒトダマの群れなど、この町のあちこちからうようよ出て来そうな界隈は尽きぬ。うん、まさに妖怪の里。地元出身の大女優 黒澤の「用心棒」はじめ数々の出演で知られる 司 葉子 はんの旦那、大蔵省出身の政治家相沢センセもだいぶ年を召して妖怪顔ができてこられたが、何とかならんもんかな。わしも、北のあさり問題が発覚して以来、大好きなボンゴレビアンコにも敵として振る舞い、顔から脚を生やしたカニ族を妖怪の風上にも置けぬものと人種差別しておる日々。

 日曜朝の、田原ソウイチローのクリントンはんへのインタヴュー「このままでは北の現政権は崩壊する」との言葉、頼もしいな。己の尽くしてきた所業を思えば、地上ですら、神の裁きは速やかで漏らすことなき好個の例を間もなくわしらは目の当たりにすることじゃろ。政権が変わり、北の人民を解放することができたなら、わしらは喜んで、北の飢えた人民に食糧も限りなく援助し、北のあさりとカニを大歓迎しようではないか。日朝国交正常化を最も妨げ、最も嫌がっておるのはほかならぬキムジョンイル政権なのじゃからな。この独裁政権だけは、単なる亡命や移住で済ますことはできない。人間性に対し犯罪を、いま、この21世紀ですら働いておるのだからな。それも、自民族に対してじゃ。ヒトラー スターリン などと同じ独裁者ら、実は内心小心翼翼として、恐怖にみちみち、己の心に蝕まれ、絶えず裏切りや水漏れへの怯えに苛まれておる存在なのじゃろ。わしは、彼らと違い、よし敵対していても、彼らのことすら神にその魂の救済を祈る思いも育てておるぞ。

 独裁者 キム・ジョンイルのこころに平安の齎されんことを・・・
# by yourhighness | 2005-02-28 00:20 | 浮世
アカデミー賞、いよいよ

 スターチャンネルを楽しむ。アカデミー賞発表を目前にし、まだ見もせぬ映画のどれが賞レースで連対するかなど占うも愚か。好き嫌いでヒラリー・スワンクが2個目のオスカーをとれば嬉しいなど、ざっと茶碗酒じゃが、年度内2週間以上ロス地区での公開が条件じゃから、輸入先のお江戸では賞談義は吟味ならぬわな。勢い、過去受賞作に目が行き、衛星はじめ各局もこぞって放映するのをビデオ全開で待ち侘びるわし。

 日本のアカデミー賞も発表があったばかりじゃが、作品賞「半落ち」とは、完落ちすなわち取調べでの完全自白の未だ手前の事を指すらしいとシャクティに教わる。オスカーレースの年度別歴史を綴った番組を見ると、これが如何に芸道文化の祭典であるを超え、アメリカ果ては西側の社会状況の反映であるのか知られ、精神風土への根の蔓延りにおののくばかりじゃな。夢の都でありながら、映画人はしかと実人生と社会への主張をあげておる。

 それはさて、今宵ポランスキーの「ザ・ピアニスト」(戦場のピアニスト)を観る。2回目じゃ。1回目に比べ、ずっと感興が深い。傑作を観た手ごたえで、歴史、人生ちゅうか、生命の変転、勢い、それに寄り添う楽器のたてる音色の万化、これやはりハリウッドよりカンヌの下した評価を上と見るな。良い作品は潜在意識にもぐるのじゃ。その説得力が、顕在意識的な表層の揺すぶりを凌駕しておる。主役独りをしつこいほど追った映画じゃが、その密室に潜めた思念のメロディをピアノのように乾いた音で弾き上げた文字通りコンチェルトじゃ。主役の見事さも2回目の今宵、じっくり味合わせてもろうた。改めて、この隠居、鑑賞の身構え、身を凭せ掛け過ぎず、心澄まして、と戒めた次第。

 今日は、中央競馬阪神で、ディープインパクトのようなデビューをしたビッグプラネットなる馬がディープより先に重賞を獲った。また、3歳クラシックで新たな局面展開じゃな。昨日も18ホールまわったわしら、前夜突然の雪で、バンカーより雪に助けられ、好調じゃった。帰りにパターの品定めしたりな。

 昨夜は料理し残しの山形牛ステーキ、お昼に登場したが、わしは、焼肉嫌いで、カルビなど食わぬ。が、ステーキは時折レアでわしの胃袋を満喫させ2,3日尾を引く。今宵は衛星で、これからデボラ・カーの「旅路」。雪の降り積む緑地、公園は人の足跡の乏しいほど、風情じゃな。雪の上にカラスの足跡を見つけ、ラウンド半ば、アンドロメダ クラブで贋カラスの足跡痕を残す。まるまるとした猫に遭遇し、ほころび、蕾をあらわにした梅の疎林にて碧の尾まではしる啼き鶯見つけたり。

  雪酔いの さやかに名残る 独り酒  丸
# by yourhighness | 2005-02-27 00:37 | 惰(なまける)
金総書記の独り言

(髪結新三の白子屋の番頭忠七の声音で)こりゃ困ったことになったなぁ~

 こないだはわいの63の誕生日やってん。あ~あ、例年にも増して静かな誕生日やったな。6カ国なんとかで、近ごろ中国のおっさんら急に冷とうなりよるし、ロシアのプーちゃんはようパイプライン閉めおる。事故とか何とか抜かしとるが、古い寄せ集めの機材使いおってからに。けちらんとババッと金かけんかい。何しろわいとこ金がないねんからな。パッパと油でも金でも出したらええねん、パッパと。ホンマに役にたたん奴らや。

 それにしても忌々しいな。ブッシュのアホ。何でケリーの餓鬼ゃ負けくさるんや。アメリカ国民もわしを馬鹿にしておるのやないか。お陰で折角ケリーと宮殿でカラオケ歌お思うてたんのんにぜんぜん相手になりよらん。アメリカ何や、自分とこはこてこてで核武装し、人のとこはいつも衛星で偵察しよって。ふふ、じゃが一番大事なモンは地下に隠してあるのや地下に。石油が足りんので動かんが50年代のソ連製ミグ戦闘機、何しろこれは大戦後のハイブリッドの最新型や。ミサイルかて弾薬はないが日本の自衛隊とは比べ物にならん大型ハイテク物や。東郷平八郎が日本海海戦でバルチックを蹴散らした当時の数倍の威力があるのんや。何と言っても我が帝国 い、いや共和国にはスピリットがあるからな。地雷犬 河でも山野でもものともせぬ自転車部隊。律動体操の少年らまでキムジョンイルマンセー! の篤い忠誠心が漲っておる。え~い! もう一度日本列島近海にテポドンでも打ち込んで一発かましたろか。

 ラチラチと小うるさい日本人どもめ。高々二,三百人のことで何をそう騒ぐねん。わしとこは冷害で300万餓死してるのに、見てみこのわしの堂々たる太っ腹を。わしはいつも共和国公民と一身同体や。その証拠に誰が来ようといつもこの人民服一枚で年中通してる。実はこれ、アルマーニの生地で特注物や。ウィーンの外交窓口の工作で手に入れた代物、実は1枚1枚デザインが微妙に違うのや。ふん、一般共和国ピープルには手に入らぬ高級品や。世界で一番これ似合うのはわいやな。さ、辛気臭いことばっか考えんと今晩もヘネシーや。一本空けたろ。酒量は度量! 

 それにしても自由主義国産の酒は美味いな。海鮮ものも日本の鮨に限るな。女も、わいこないだもモスクワから連れてきた喜び組の一人摘み食いしよったが、女も白人に限るな。それもブロンドは具合がいいな。わいの生誕の地は白頭山じゃが、実はわしも旧ソ連領生まれ、あのままソ連で暮らしとったら今頃あんなブロンドの白人を堂々と連れて歩けるのにな。何しろ民族の優秀性を唱えるわいのこと、妻となるものは朝鮮族のおなごに限るとは窮屈なこっちゃ。

 そうそう、あの折も今は亡き嫁はんがえらい怒りよってな。普段は通訳の公認のわいの愛人、見て放っといてくれるのに。アン時はわいも胸倉掴まれ、平謝りじゃった。お陰で、正哲(ジョンチョル)の後継のこと口約束させられたもんな。ま、嫁はんもガンがだいぶまわってしんどい時やったさかい、わいも内々その場は承知したのや。しかし、正男(ジョンナム)の奴は頼りないしな。フカサクとかのヤクザ映画に凝りよって、背中に刺青は入れるはディズニーランドには行きよる。金遣いばかり荒いくせいっこうに将軍としての貫禄が育ちよらん。

 見てみい、わいのこのスタイル パワー 居住性 何よりもこのシュールな髪型に代表されるカリスマ性抜群のオトコマエぶり。わしこそハリウッドも憧れる世界第一の独裁者 いや人民の親愛なる指導者じゃ。あ~あ63か。ま、国民10万死ぬごとにわしの寿命が1月延びるとして、わしがもうあと40年はこの共和国の独裁者いや指導者として国民を搾取いや慈しまねば国は持つまいの。ほんと正哲といい正男といい出来損ないばっかし。誰が育てたのや。

 あ~あ、高英姫のかみさんが死んで妾連中と堂々と仲良くできるのは有り難いが、いざと言うとき誰がわいのことを本気で守ってくれるのやろな。あいつとあいつは良し。あいつもしこたま金を握らせてあるし。そうや、ファン・ジャンヨブのおっさん、親父の腰巾着やった偉い頭の切れる口うるさいおっさん、わしにああせいこうせいと口やかましくした上、挙句に南に亡命しおってからに。一族のモンは皆殺しじゃ、畜生。ああいう学者臭い、親父時代に取り入っておった利け者、わい一番嫌いじゃ。わしの耳に甘く心地よい報告を齎そうと躍起と骨折りを惜しまぬ者、信念とかよりも金に転ぶ奴こそわしの愛い奴。軍の奴らは米帝野郎どもとて同じでいつでも戦争したくてうずうずしておるのや。きっかけを作ってやると匂わすだけで胸を躍らしよる。考える前に戦おうという者らもわいの好みや。そやさかい、わい国技サッカーにおいても戦闘的スピリットを指導しておる。

 こないだケドーの軍事施設を見学 いや指導に行ったが、わいは共和国一いや世界一のサッカー通やものなあ。いやそれ以外わいは世界一の映画通、映画監督であることは自分で確信するな。スピルバーグや山田もわしにひれ伏し教えを乞いに来ておればわい、ぶっとぶ国家予算を割いて、寅さん撮らしてやったのになわしが主役で。何しろ山田の映画ではエキストラが限られておる。わいやったら通行人だけで100万人明日の朝いちでも揃えられるがな。見よ、一糸乱れぬマスゲームの様を。

 我が共和国では、すべからく共和国公民が一人残らずわいの指導に深甚の感謝を捧げ、喜びの涙に暮れておる。この素晴らしい国を脱北しようなど人並みの神経ではないな。この地上の楽園を出でて世界の何処に行こうというのか。ああ、我が国に自ら米帝を棄てて亡命したジェンキンズなど国際陰謀により日本に事実上拉致され、今は発言の一切を日本政府に操られ、食べるものも家もない全く自由のない苛酷な状況におかれておる。日本人の多くも、あのようなひどい国を棄て我が共和国に移住すべきだな。そうすれば日本帰りとして奴隷的で共和国人民より少し劣る贅沢な暮らしが待っておるというのに。ダイエットなどせずとも共和国に来れば自然と体系も細身になる。

 先のオリンピックでも総て日本側の買収工作により我が国の物のはずだった金メダルが悉く日本に奪われる始末。横田めぐみの遺骨では贋物を本物と信じようとしない上経済制裁は宣戦布告と声高に言っておるにいっこうに動じず3月1日から船舶を入れぬと抜かす。

 保険に入れだと! 保険に入るくらいなら新しく船を買うか古いのを修繕するわ。そもそも船舶が事故を起こすのは総て運が悪いのと日本他他国政府の陰謀によるものだ。

 この世は総てわい中心に回っておる。それにしても頭にくるのはキム・キョンヒや。わいの目の前で目的完遂を誓っておきながら、「大韓航空機爆破は北の工作でやりました」などといったいどの口で言いよるのや。それでは北の工作活動も、その下ごしらえの日本人拉致も皆わしの直接指導でやっておることがバレルではないか。ええ加減なこと言うのもほどほどにせいや。リ・ウネが田口八重子やて。そんなもん、わしがおらんと言うたらおらんのや、わいの国いやこの地上では。

 それから頭に来るのはあの小泉や。食糧支援を勝ち取り、さすが将軍様と皆々に言わしめ鼻高々のわいとしては、誠意を持って、拉致問題の解決、被害者の調査と、貧しい国土で全力を上げさせ、わいとしては出来うる限り最大の誠意を持ち、一点の曇りもない解決に導いたではないか。こんがり焼いた贋遺骨まで用意させてこれ以上どうしろと言うのや。もう終わりやで。ラチラチ言うたかてもう鼻血も出えへんで。なんやあいつ、自分の国の人民の声さえ抑えられへんのか。ヨロン? 何やそれ。国家の指導者たるもの、自分が白を黒と言うたら黒なんや。そんなことも分からず、ソーリとか威張ってるんか。

 わいが日本を統治するとなれば、2000万の日本国民を餓死させて理想の楽園を創りあげて見せるぞ。やはり、ソーリよりソーショキが上じゃな。なに、世襲は共産主義ではないやて!? アンポンタン そういうことやから自由主義経済に侵され、GNPは上昇し、一般人民ふぜいに富豪が増え、日本と世界の経済を下支えする羽目になるのや。ふん、小泉の奴、わいのとこの喜び組すら真似出来ん。ブロンドから栗毛まで女30人も侍らせられず何が指導者や。女もこまさず、民の富を収奪することも出来ず、わいに比べたら無能の極や。それに引き換え、わいの共和国を見いや。民は飢え、餓死しても、わいの宮殿には札束それも各国モンがうなっておるのや。


 人民が苦しんでも、指導者は栄える。これがホンマモンの共産主義ちゅうものやで。
# by yourhighness | 2005-02-25 03:41 | 吼(言うで)
女性的、また男性的であること

 わしがオペラ「魔笛」上演の副監督を務めることに決した。渡されたスタッフ名簿に目をやると、筆頭副監督○○○○(わしの本名)とある。舞台演出が専門ではないわし、一体どうなることかと思っておると、どうやらわしが全オペラ中比較的これに通暁しておることが理由らしい。数々オペラ歌手の知り合いおるわし。今年大河「義経」のドラマ後の義経紀行のバックの独唱を務める 森 麻季(三大テノールの一人プラシド・ドミンゴコンクールの優勝者)をオフィスに招いた社内コンサートでも、主催者の部長が友人である為にゲスト観客として元劇団四季のHTの向かいでアンドロメダと身近で生堪能し、最後は握手までしてもろうて記念撮影にも連なったわし。一体わしが助監督を務め監督の脇で何をしでかすやら... と思ったところで暁闇の夢破れたり。以上、今朝のわしの見た夢じゃった。昨日、神田某所で景虎など乾し、酒(ささ)をしこたま食べて銀座にくりだしたわし。久しぶりに会った誰とも分からぬ若い出演者に温かく親しげに迎えられ、誰だったかな と隠居いぶかりしておるうち出演表でおなじみのクラリネット奏者と気付いたわし。どうも年を取ると物覚えいや物思いだしが苦手になっての。こないだも顔だけ浮かぶが名前が思い出せぬハリウッド女優おって、ダリル・ハンナと言うその名を思い出すのに30分くらいかかったぞ。

 前後するが、火曜には立川の昭和記念公園に遊んだわしとアンドロメダ。トランポリン状の不思議なものの上で右往左往し、擬似無重力如きものを体感して見知らぬストレンジャにいきなり抱え上げられた猫のように怯え、パターゴルフでOB並みの大叩きをやってしまい、ブッシュの辺りを探し回ったわし。自転車で健康増進を図り、夜は鰹と八宝菜をつまみ焼酎を割る。青汁も昨日から飲みだした。なかなか旨い。

 諸君にも薦めたいが、期待する政治家の一人、聖子ちゃん いや失礼衆議院議員野田聖子センセのメルマガ「キャサリン通信」が届き、今朝早朝(聞き逃したがネットで視聴が可能)キャサリンが答えたインタヴューの放映のことを聞き知った。いま、ニッポン放送が話題じゃが、ラジオなどついぞ親しんだことのなかったわし。今や24時間視聴可能なインターネットクラシックラジオ局もあり、ネットとラジオのコラボは楽しみ。聖子ちゃんは、こないだテレ朝のサンプロでも喋っておったが、フランスに育児果ては産みたい女性向けの政策を習い学ぶべきじゃとの持論。仏では3人産むと一家がかなり豊かな生活が送れ、嫡出児と非嫡出児の区別がなく、手当てがある。知らなかったが、日本ではそれを区別さらに言えば差別してきたのじゃな。(要するに未婚で出産すると国が冷たいということじゃ)人権後進国である証で寧ろ野蛮な発想ではないのか。そもそも出生数が減ること、次世代が絶対数として世代的に疲弊することは核開発や細菌化学兵器の数倍もおぞましき国家衰微ではないか。わしも道路公団や国家の食政策はじめこのところわしの同窓も数多い高級官僚というものがいかにアホを極めた階層かじっくり得心がいったが、聖子ちゃんはこれに自らの実人生も踏まえ、立ち向かおうとしておるのじゃ。若桑みどりセンセ(勲章も受けた高名な美術史家)の扱われた、ジェンダー問題こそ21世紀の最大の社会問題であるとわしは思う。ジェンダーとは生物学的な男女差でなく、社会的教育的に育まれ、社会秩序と化した人工的な性差のことで、いかにわしらは幼少の頃合からの「男らしくなさい!」などの無条件の刷り込みによりいかにヒト本来の姿から呪縛のように遠ざけられており、もっと人間的に解放されなくてはならないと考える立場から今盛んに議論されておる社会文明全体にわたる概念である。今年もアカデミー主演女優賞を獲るかも知れぬヒラリー・スワンク主演の「ボーイズドントクライ」は性同一障害を抱える男!の悲劇で、この此処までやるかと言う名演にはわしも打ちのめされるほどじゃった。諸君らも、女性的また男性的であることの意味 姿の大半を本来の己ではなく社会的教育的に「かくあるべき」という単なる習慣や社会の勝手な役割の押し付け決めつけ、国家の政略を知らずの内に受け入れておるだけ、ということが自覚されておるかの。君が代日の丸を糾し、ジェンダーを糾さぬは国家の言いなりになる点で片手落ちじゃぞ。もう直ぐ再戦が決まる女子プロレス界最強の男 神取忍 対デンジャラスクイーン北斗晶(本名宇野改め佐々木久子)を観るくらいこのジェンダー問題を扱ったみどりちゃんの書は爽快なのじゃ。男は男らしく とか意味不明のボケをかますわしらの爺婆世代のたわ言は一人BGMと聞き流し、性差の有無を問わず人間的であることをこれからの若いモンは考えなならん。わしも「ロード・オブ・ザ・リング」女優陣では巫女のようなケイト・ブランシェットやリブ・タイラーのアルウェンよりも、戦う王女様エオウィン役のミランダ・オットーが好きじゃな。

 聖子ちゃんが日本初の女性総理にならんとするならば応援するで。元帝国ホテルの社員じゃったそうじゃが、わしも2階のオールドインペリアル・バーにはよく通った身。わしらとさして変わらぬ歳のこの若い政治家に期待するで。政治家と言う人種で心から崇敬できる人は少ないが、少なくとも今のみすぼらしいというより国際的に観て恥ずかしい涸れた泉のソーリよりずっと聖子ちゃんがええ。日本史を紐解けば、春日局やら北条政子 淀君ら、女性が歴史を誤らせ世を騒乱させたよりも男が世を乱しその発展を邪にした例の方がはるかに多いで。人的資源の活用と言う点で女性に多くの優れた仕事をしてもらい、呆けた男はエステサロンにでも通わし、キムジョンイル打倒の為戦場で倒れてもらった方が効率的じゃ。本来肉体的機能では男性に遅れを取ると言われる女性にはその遅れを補って余りある有能さが天賦として与えられておるとわしは神を信仰する。わしの愚母も料理などは女性にやらせろと言うが元来女性が炊事を担わなければならぬ理由は何もなく、御茶さえ女性に淹れさせ湯飲みを差し出すだけで注いでまで貰うのは男の勝手なわがままに過ぎん。

 それにしても何故聖子ちゃんがキャサリンになるのか理解に苦しむわしじゃったが、HPによればこれはセンセの飼う猫の名じゃそうな。わしも実は猫を飼っておらぬのじゃ、が、もし猫を2匹飼えば、名は一方は雌雄を問わずヨタロー もう一匹はタムラマサカズ としたいものじゃ。英語圏で使われる愛称とは特定の親しい人物にだけ、「あたいをキャサリンて呼んでいいのはあんただけよ」と許すものじゃが。この習慣は日本でも根付かせたい。わしの英国時代の友人にジミーと名乗る男がおり、ブリテン人ら皆Jimmy と呼んでおったが、本名はシンジで堂々たる日本人じゃった。皆本名はジェームズじゃと信じておったがの。京子などと言う名はブリテン人は大変呼びにくく、ならキティとかケイトにすべしやし、スターウォーズやシンドラーのリーアム・ニーソンは本名はウィリアムじゃし、トーマス・クルーズはトム・クルーズと名乗っておるし、わしもエドワード・ナマルとかクリムゾン・キッドと名乗ってみたいものじゃ。ほほほ、余の戯言じゃ、すておけ。紅羅坊名丸(べにらぼうなまる)じゃった。
# by yourhighness | 2005-02-24 16:16 | 浮世
2月 心中 道 羽生王手

 棋王戦第2局 谷川棋王 対 羽生3冠、97手で羽生3冠の勝ちで4冠に王手。寄せ合いにも持ち込まれず、最後は羽生陣の飛車を五筋に寄られ、攻防とも見込み無しの様相で投了。再び棋界は一線級のタイトルの分け合いから、横綱羽生の多冠支配へと呼び戻しの態じゃ。このまま王将戦に続いてストレート奪取となるのか、ここのところの強さ ゲームセットへ至らしめる構想を見ると、わし世代の谷川先生の投げっぷりにも別段世代間抗争で敗退したとの感は薄い。強い! 4冠に王手となれば、谷川怒濤の巻き返しと同時に、来る3月4日の将棋界の一番長い日 A級順位戦最終一斉対局と名人戦での森内先生との小学生以来のライバル対決の実現を固唾を呑んで期待するわし。

 1969年の古い映画じゃが、キネ旬1位の篠田雅浩監督「心中天網島」を鑑賞す。さなくとも日本のシェイクスピア近松の庶民活写、白と黒 光と闇の幾重も交錯する映像 黒子を仮借ない運命そのもの 人の生き死にの忠節な運び役として人物の一部と化してしまうお化けのような恐ろしさ、文楽など見つけぬ海外の人々に寧ろ異様な日本の底知れぬ美の淵を覗き見させるのではなかろうか。ベスト1にそぐう逸品で、この隠居も厳かさに竦んだ。

 明日はGⅠフェブラリーステークス。枠順発表からよしと見ていたメイショウボーラー、今日土曜のクイーンC、同じ2歳戦阪神JFで勝ったショウナンパントル(パントルたぁ画家のことじゃな)の14番での敗戦、にも増してマイネルセレクトなる馬が急遽出走取り消しとのニュース、同じガーネットS勝ち馬で昨年優勝のマイネルの回避、今年優勝のボーラーの好走を約すと読む。さらに、今日2月19日の牝馬レース重賞、訳あって今年の優駿牝馬(オークス)を予告すと我愚考す。
 ここしばらくキムチ愛好 箸がすすみ、ヴィタミンB群も豊富とのこの昔食べまくった異処のもの、朝鮮民族の知恵に感謝す。この美味を食む口に、ライブドア フジの悪口中心のマスコミ報道は合わず。これこそ煽りで視聴率を稼ごう無用の劇仕立て、堤西武の御話も、わしには既存構造と言うものの日本社会における作用の仕方(支配の仕方と呼ぶべきか)を好く証し立ててくれており、変革そのものよりも後手後手に変革の受容の仕方がこの国でどう根付くのか見守りたき思いなり。郵政の問題も余り関心なかったが、聖子ちゃん(キャサリンこと野田聖子はんや)の話聴くと、重構造的に、目に見える社会の仕組みたぁ、映画のセットと同断じゃ。構造があるからそれに従ってそれを疑わず生きる方が楽で惨めじゃとの神の諭しが歴史的に襲ってくるということじゃ。
 お、そうそう、フェリーニの「道」ジェルソミナのテーマが耳について忘れがたき傑作、BGMならぬバックグラウンドフィルムで流しておるが、傑作の汲み尽くせぬ泉、何故これほど感動するのか自答して今宵も上機嫌。わしらの心の原風景的人物にザンパノもジェルソミナも棲んでおると思うな。露わにならぬ怒りや獣性と、悲嘆にも自他を浄化する聖らかさというのかの、典型的な夫婦のようにも見えるで。わしとしては傑作がどう生み出されるか、そのメカニズムに興味が尽きぬ。
# by yourhighness | 2005-02-19 23:52 | 浮世
御誕生日おめでとう と女流棋士

 日蓮はん 高倉健さん オダギリジョーさん 佐伯日菜子さん 多岐川裕美さん も一人16日生まれおったがあんたは早く死にな。


奈良の神主 駿河の神主(ならぬ堪忍するが堪忍)

   ・・・古典落語「天災」より

 女性の体の女性的な部位を触る宗教行為は人界の倫理に照らし合理的とするには合理的疑いがある。

 女流名人戦、千葉涼子三段はタイトル奪取はならなかった。流石中井広恵さんと並ぶ第一人者の清水市代名人、防衛おめでとうございます。わしも寄る年波か、どうもこのような世代間タイトル戦では若い人の肩を持ちたくなってしまう。前日日曜朝のNHK杯トーナメントの司会では、ことさら勝負士の決意と勝気に燃える顔でなく、爽やかなにっこりした笑顔で視聴者を迎え、勝敗を超えた勝負に臨む凛々しい女性の好い顔で名前通り涼風を受け止めた思いじゃった。

 女流棋士のパーティなども催される今日日、わしも気恥ずかしく訪れにくき心地すも、わしの将棋道の究極目的が女流のセンセに弟子入りし平手で教えを請うことじゃから、無論、千葉先生のように夫もプロ棋士で、入門にあたり妙な謂われを疑われぬ人妻棋士(変な響きじゃの)を師匠に持ちたいもの。吉祥寺に田丸センセの奥様、谷川治恵センセも御指導にお見えになると聴くが、どうも負けん気が前面に出る御師匠より人生道では後輩くらいのセンセがよい。ま、冗談はさておき、女流棋士の露出度(はっぱり言葉が変じゃ)が高まり、わしら昔NHK杯で盤上を共に一心に見守っておった蛸島前女流棋士会会長の頃とは隔世の感じゃ。ある日曜、久しぶりでNHKの講座を見ようとテレビを捻ると目鼻クッキリ愛嬌ほどほどのの女性司会者。「何だ、今時NHKは女子アナを将棋の司会に使うのか」とわしの瞬間湯沸しにも矢がか~んと当たり、可愛い顔を怖くして隠居睨みしておると、なんとこれが女流棋士のセンセだという。実に山田久美三段との初お目見えであった。いやあ、しかしこういうテレビ栄えのする一種の美形が女流に現われたとなると、将棋界の原風景も変わるのうとぼやいておったのもつかの間、女流棋士会 いや将棋界にはまこと自他共にパーティでも開きたいと思わせるセンセが増えてきた。現頂点を争う清水はん中井はんはじめ、女流棋士界の颯爽たる佇まいは、今の日本社会にほかに比肩するものを見出せぬ緊迫のさなかにも薫風そよぐ壮観ではあるまいか。スポーツでない、勝負に生きる女性の世界、年一で「絶体絶命将棋」を衛星で放映するだけでは惜しい多士済々ぶりは、ふやけた若者文化の傍らに見て、わしらに格別日本文化を呼吸する優越感を味あわせてくれる。(NHKよ、あの番組の司会華原朋美やめろ。こないだ佐藤棋聖を木村さんと呼び違えておったで。白痴美がデフォルメされ、本人の為にもならん)

 千葉センセと婚儀ととのい、碓井さんから千葉さんにかわった涼子ちゃんじゃが、ぬっと出てくる行方木村といったセンセ方の傍らで、やはり年頃からちょっと危なっかしいかなと思わせながら、そこは常在修羅場のプロ棋士、見事に場を凌ぎ切って視聴者を魅せるあたり、ホンマもんのNHKの将棋知らずの女性アナなど厚化粧の砂かけ婆(ばば)に見える爽快さ。衛星で生中継する竜王戦 名人戦の2日制 持ち時間計18時間などの長場で、将棋どころの凌ぎ場こそ佐藤棋聖と屋敷センセなどバリバリのトップ級の2人が睨みあい読みと解説に没頭する以外は、適度に思いつきの呆け読みも散りばめたどこか長閑な涼子ちゃんや控えめに徹した山田はん、安心して見ていられる蛸島センセなど、女流の面々が加わると、初段くらいかNHKのボケアナが静かな鼾のようでほっとする。わしとしては、芹沢のじさまがクイズ番組に出たように、この女流将棋棋士と言う希少価値大の社会的活躍注視がさらに高まることを希望する。清水センセの凛とした対局態度など、この伝統芸道の世界だけで味わうのは勿体無いと思うのじゃ。日本女性としての生き方、人生の佇まいとして、ふやけ社会の中で知的で強い女性として捉え直してもらいたいのじゃ。ここにはトップ女優とか称される芸無しタレントの及ばぬ美がこもり、こぼれ、匂い出て、わしら民族の文化的優越性を、それが廃れてしまった文化的故国中国に引き比べさせる。タレントたぁ 便利な日本語じゃ。それを持たぬ者を総称してこの日本語を当てておるのじゃから。一事を極め歩むものの美しさの持つ説得力 いずこにも普遍なるべし。

 サッカー 野球はじめ人気プロスポーツのトップらがどこか欠けておると思われる何か日本語で言えば「道」とでも呼ぶべきものだけが醸す立ち姿の妙、これをガッコでもその競技のフィールドでも教えなくなって久しいものな。新庄のような個性パフォーマンスはまたそれで好し。が、若い者のお笑い文化、人をかろがろしく笑い遊ぶ文化のもてはやしを思うに、凛呼たる果てしなく道を求め見据える人型の雛型、若き人々の胸底にも喪失感と切望感が横たわっておるのでは。一例じゃが、学園闘争華やかなりし往時なら、若者は予算委員会初め国会でかくもみすぼらしい答弁を繰り返した首相に怒りの力瘤を惜しまなかった筈じゃ。このごろの日本の人材を担う大学はじめガッコで、あのような首相は即刻退陣させよとの論議沸いておるかの。また主権を侵された拉致問題に関する若年層の怒り、抗議など、日本刀一丁でキム・ジョンイルと刺し違えても てな国士(卓上を除いて今や死語!)の思い一途、最早期待できぬ時勢じゃな。切れるのでなく、価値の為 怒れ若者よ! とこの隠居も訴えたい。若さにはその有形の美しさ同様、本来無数の醜さが伴う。が、その神ごころ直接とも思われる迸る悋気怒りという気高い光景をこの世の舞台は常に用意し、待ち望んでおるはずじゃ。うちのアンドロメダがノビタ君みたいと称する羽生善治三冠の 細い剃刀よりも鋭いと思わせる瞬間のきらめきを見よ。研ぎ澄ましたこころの条件反射のような、閃光のような若者の気高き知恵。映像でも行動でも、わしらはいつもそこから教えられる。わしらは世界史上冠たる若者による国家の一新 社会の大変革 明治維新を持つ国じゃ。当時の20代前半の若者の持った理想への底知れぬパワー、今は何処に注がれ費やされておるのかのう。

 再び自問す。ほ~れニッポンの未来は? 女流気棋界の行く末は!


 涼子ちゃんまた頑張ってや。谷川センセ。あんたはんな、わしら世代のα(アルファ)星や、まさか年間対局で負け星が先行するとは思わんかったで。今度もまた分が悪いようやが、プロ野球阪神タイガースも開幕前や。いくらわしが羽生善治応援ページにリンクはらしてもろてる言うてもワンサイドではわしらも一気に歳が寄るわ。浩ちゃん アンタのことや!。19日(棋王戦第2局)は気張ってや。

 文中諸先生方への敬称を粗略に致しましたこと、伏してお詫び申し上げます。キム・ジョンイル打倒!
# by yourhighness | 2005-02-17 03:08 | 吼(言うで)
ダービー予告に細心に

 ダイヤモンドSの日のきさらぎ賞、優勝は金剛石(ダイヤモンド) コンゴウリキシオーじゃった。この日のフジの競馬中継のあと両国で行われた大相撲トーナメントの中継を放映するとはまた御愛嬌ではないか。一方当のダイヤモンドステークス わしは今年のこのレースに最も近い重賞レースで ダイヤモンドを探し、1月23日京都の平安S(GⅢ)でヒシアトラスの勝ちを見つけ、ヒシ=菱=ダイヤモンド から、これをサインと読み、この馬の2枠4番の位置から2枠 ハイアーゲームをここで採り上げたが、実際は2枠ではなく4番の人気薄ウイングランツの方が正解じゃった。単勝¥3580なり。ええ馬券じゃが、ここらは気持ちのゆとりがなければ遊べない馬じゃ。何らかの、今週のサッカー日朝戦が反映すると見ておったが、このダイヤモンドSは枠で、赤 赤 青 の順で入った。埼玉スタジアムの入場整理でも強調された日朝の色分け ユニフォームカラーである。

こ れで、はっきりしてきたことが一つ。3歳クラシック戦線の共同通信杯 きさらぎ賞 と共に8枠を人気にして、勝たせなかった。8枠の謂わばリーチ状態は意味がこもっておる。ズバリ 皐月賞で使うのか、または初GⅠ 来週のフェブラリーSか。もし来週なら、今週のアドマイヤの8枠の届かず3着で、そろそろ出涸らし気味のアドマイヤドン(有馬記念の枠順からも、8枠に入れば再び仕事かも)か、はたまたフジテレビ賞スプリングSか。



 ダービーの予告とて注視を怠らぬぞ。

 そこで昔話を一つ。ある年のダービー予告の例じゃが。

 ナリタブライアンでダービーを制し、むしろ騎手人生の晩年にオグリキャップほか大レースで縦横の活躍を見せた南井克己がデビューの地中京で引退レースを迎えた。御承知だろうか、如何に名ジョッキーといえど、引退レースで勝たせてもらえるなど稀有。が、南井は勝つ。重賞でこそなかったが、さる春の中京のメインレースである。名前は忘れた。わしは勝ち負けに関わらず、この南井のレースに注目しておった。彼の引退レースで乗る馬の名が リキアイワカタカ じゃったからである。これはダービーのサインに違いない。とわしは先読みした。何故か、諸君想像がつくかの。ワカタカ=若貴 とは、当時人気の二子山の兄弟力士の名じゃと分かればそなたも相当な歳じゃが、「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」。誰の言葉か忘れたが、この名丸流に翻訳すれば 「予め史実から訓えを汲む者は賢く、己の痛みを通し最初に知る者の学び遅し」。今年で72回目のダービー、第1回は何処の競馬場でどの馬が勝ち誰が騎乗しておったか貴方御存知か。勝ち馬を教えよう。第1回日本ダービー馬は ワカタカ である。中央競馬を背負った一代の豪腕ジョッキー ナリタブライアンでダービーを制した南井克己の引退レースは思い出のデビューの地中京のメインに組まれ、1枠2番リキアイワカタカで勝つ。2着はケイエスグットワン。この2着馬が、皐月賞で前年のダービー馬スペシャルウイークの隣におった馬なのである。暗示的、示唆的とはこの程度のこと。今調べたが1999年2月28日中京の白川郷Sのことである。ズバリ、わしはこれを日本ダービー予告と読んだ。この年のダービー1枠2番は・・・ わしにはダービーでは大切にしておるさる別の予告レースがあり、それに照らして、たとえば昨年なら、キングカメハメハなら、6枠12番にはいれば勝つはずじゃ と、枠順発表のずっと以前 有力馬として現われた時察しがつく。かくして、その年の1枠2番を調べ、既に3月頃にはアドマイヤベガという馬が1枠2番に入るなら買い と結論を携えておったわし。予想した馬が予想した枠ゼッケンに入ってきたときほど興奮しまた楽なレースは無い。あとはいくら入れるだけ。

 今年も、ダービー馬は既にスタンバッておる。金子さんの2勝馬やマイネルの評価が高く、先日のテレビでは皐月賞でストーミーカフェをいかにも祭り上げる中継をしておったが、目と耳を澄まし、前日雨がちょっと降ったくらいで覆しえぬただ1頭を向こう様が示唆 暗示のかたちで訴えかけてくれるのを聴き漏らさぬのみ。間違いなく既に勝ち馬は決めてある。
# by yourhighness | 2005-02-13 23:33 | スポーツ
サンデー妄言
 

 ダイヤモンドSの日に金剛力士王とは!

 中央競馬、今日2月13日のメインは東京のダイヤモンドステークス 京都のきさらぎ賞。このダイヤモンドの日に、3歳クラシックにつながるきさらぎ賞でコンゴウリキシオーなる馬が出走してきた。これが驚きなのは、金剛力士王の金剛とは、ダイヤモンド=金剛石 じゃからである。何らかの意図 サイン または馬主さんの横車か。ダイヤモンドSの日じゃからこの人気の一翼を担う馬そのものが来るのか。はたまたダイヤモンドSのサインか。

 わしが思うに、きさらぎ賞の7枠7番リキシオーは、昨年も同じ7枠11番で同じジョッキー藤田伸二がマイネル何とかで勝っておること、また先週同じクラシック戦線共同通信杯の8枠8番ニシノドコマデモがやはり人気で沈んでおり今週も8枠8番アドマイヤフジが人気を背負い出走すること、これらに鑑み、ズバリきさらぎ賞はキリシオーより武アドマイヤのおる8枠を上位に見る。では、リキシオーの意味は・・・本人が来るか。はたまたダイヤモンドSの7番マイネルポロネーズまたは7枠の示唆か。はて確信もなく馬券的対象でなく猫転がりで見るレースじゃが。日朝激戦を観ればフジ頭 2着ロッソなんて馬券も似合うと思うが。さるにても、ダイヤモンドSの7枠12番 8枠13番の2頭の異様な馬名馬の並び スマートストリーム ダディーズドリーム は何の真似か。ま、ダイヤモンドS 今年の平安ステークスで2枠4番ヒシなんとかが勝っており、ヒシ=菱=ダイヤモンド と見て、2枠ハイアーゲーム を応援する。

# by yourhighness | 2005-02-13 10:05 | スポーツ
サッカー界のジーザス・クライスト

 江戸八百八町には、MXテレビてえものがあり、御奉行いや都知事の定例会見を今朝今しがた見た。全国知事会長選の話、日朝のサッカーの観戦記など、そそくさと、質問を厭い、短い会見であったな。

 一昨日は、アンドロメダも呼び、王将戦四局の決着の二日目を堪能しようとネットを開くと、なんと! 二日目の午過ぎ、昼食休憩前に森内名人投了。羽生二冠の四連勝であっさりタイトル奪還となった由、肩透かしであった。谷川棋王への挑戦第一局でもありゃりゃの逆転劇、NHK杯では佐藤棋聖を退けベスト4一番乗り。豪快な破竹の進撃、ジーコジャパンもかすむ怒濤の寄り身。将棋界の一番長い日 3月4日 A級順位戦最終日が皐月賞より待ち遠しい。

 奉行会見の前、昨夕フジテレビのCSで、伝説のワールドカップ1974年西ドイツ大会の全戦連続放映。わしも、生サッカー観戦の経験が実に乏しく、が、この大会と言えば、ペレがいよいよ姿を現さなくなり、王位を継ぐスーパースターの出現が待たれたが、世界の近代サッカー史に刻まれる、不世出の天下人が満天下を沸かす。言うまでもなく、ジーザス・クライフ・スーパースター こと、オランダのヨハン・クライフである。



 わしが今一つジャパンサッカーに半狂乱しきれぬのは、ワールドワイドな水準で、世界最高峰のサッカーを堪能させてくれるに程遠いと考えるからじゃ。サッカーのトウシローな分だけ、最高極上なものを玩味満喫せねばならぬと考えるわし。

 少しく、昔話。1974の大会のとき、わしは中坊。わしのガッコでも、女子ソフトボール部はあっても野球部がないだけ、人気スポーツ部活はサッカーとバスケ、ま、人数ではテニス部が大所帯で、若名丸も入部 新人戦 市の総体とも個人戦優勝(冷や汗!)し、今はラケットをテニスからバドミントンに持ち替え、アンドロメダと市の体育館を借り、見た目に羽子板にしては機敏で高度な技で管理人さんらに本職ですね! と褒められる程度の長閑な隠居芸。さてはて、当時雨の日は将棋を指し、晴天ならば校庭に打って出たわしらの学年、サッカーの雑誌でも持ち寄ろうものなら、ワールドクラス、マスタークラスの選手の話題に華が咲いたものじゃった。言うまでもなく、74年大会の2大スターが、決勝でまみえた西ドイツのフランツ・ベッケンバウアーとオランダのヨハン・クライフである。ま、御世辞のないところ、人気ではクライフが上。が、山陰のうら寂しい10万かそこらの中都市のこと、高級ラジオが自慢の持ち物、テレビもNHK以外は民放2局か3局というところでは、クライフを見ようにもそのアクション(生動画)を見る事は至難。では何故にそれほど、クライフらが人気あったのか、正直言ってわしも分からぬ。件のサッカー雑誌でも、人気投票トップがクライフ。一方の雄ベッケンンバウアーに関しては、ボンバー・ミュラーと共にクラブチームを率いて来日し、そのプレーをテレビで挙って見たものじゃから、皇帝とも、サッカーにしては余りに優雅とも評されるそのクォリテ(高品格)を堪能はした。ま、当時同じクラスのサッカー部主将はペレ至上主義で「ペレがボールを取られたところなど見たことがない」と言い張っておったぞ。

 時流れ、わしが江戸の書生となり、夏休みに帰宅すると一番下の弟がサッカーに凝り、中々の腕前と見え、高校では県の代表にも選ばれる。その弟の部屋の壁は、今は「食べるサッカーボール」「毒舌のスフィア(球体)」と化した、マイケル・ジャクソンを凌ぐ医者要らずの全身整形を遂げたディエゴ・マラドーナじゃった。そこは弟に貫禄を見せようと、御江戸に立ち戻ったわし、なな、何と、マラドーナが来日してプレーすると言う。これを聴きつけ、代々木は国立、都並とか木村がおった全日本対 アルゼンチンのクラブチーム ボカ・ジュニアーズの対戦を、キックオフ直前にスタンドに辿り着き、愚弟の熱狂するマラドーナとやら、どれほどのものとほぼ初めての生サッカー観戦で釘付けとなる。ま、今も大したことは知りあわせぬが、当時「ボカ・ジュニアーズ? なんか、全日本対アルゼンチンボカ少年蹴球隊」みたいな感じで、ボカがどれほどの名門かもさっぱり知らず、ジャパンのばりばりの一線級と少年隊いやシブガキ隊みたいなのが一戦交えて見せるてな心配な心持じゃったのを覚えておる。弟から聞き知った体型と殆ど左足タッチの10番ゼッケンということで、あ、あれがマラドーナか、と直ぐに分かった。が、試合開始五分と経たず、わしは目の前で繰り広げられる本場モンの正銘の超弩級の逸品に、口あんぐり。涎の垂れ落ちも気付かぬ、そうさな、アリストテレス曰く「人間の心の持つ感情の中で最高のものは驚きである」を脳髄まで噛み締める圧倒的な驚きじゃった。かつて、マイク・タイソンのスパーリングパートナーが「まるで、アナザープラネットから来たほどめちゃくちゃ強い」とタイソンを評したが、すしずめ、わしとしては「これは頭が1つ、腕・足はわしらと同じ2本ずつあるが人類ではない」と思わせるほど、想像を絶したプレーじゃった。全く予想が出来ない、いや当たらないボール扱いコントロール、森内現将棋名人は羽生3冠にはじめて名人戦で挑戦し敗れたとき、これは中途の指しまわしに織り込まれた構想が想像を絶し、一生勝てない と小学校以来の同年代のライバルの強さに慄いたと読んだことがあるが、わし、いやスタンドで見ておった鳴り物を手の、濃いサッカーファンらも恐らくはじめて見て、アナザープラネットとも人類以上とも唖然としたであろうな。ディエゴがボールタッチする度どよめきと息を呑む観客ののけぞり 驚愕が国立の虚空に幾重にものしかかる。余り背丈もないディエゴが上背のあるジャパンの選手とハイボールを競い、競り負けるかと見えた瞬間タイミングをずらし胸でトラップしたと見えた瞬間実はそのトラップが胸板から弾かれたように味方へのパスとなっており、これは明らかに手を使ったと抗議せざるを得ないようなトラップパスを手を使わずにやってのける。相手陣のコーナーポストに追い込まれ、後方から寄せてくる3人のジャパンのディフェンダーを背にフラッグ近くに追い込まれ、あとはどうディエゴがコーナーを獲るかだと思って見守った瞬間、ボールはキーパーから見れば味方3人の追い詰めるマラドーナの背中越しにゴール前にセンタリングとなって飛んでいた。忍び寄る3人そしてさらに遠く離れた相手ゴールを背にして小柄なディエゴは腹前でリフティングを始めたかと思うや、いやリフティングになる筈の最初の落下で自分の腹前!で背中越しのゴール前にセンタリングを揚げたのだ。観客は愚かジャパンの選手たちが唖然としたのも無理はない。キーパーしかいない絶妙のセンタリングにもかかわらず、ボカのチームメイトの誰一人も余りに予想外のクロスに誰もゴール前に詰めていなかったのだ。万事、味方にもついていけないプレーに、国立は松健サンバ以上のワンマンショーと化す。始まって5分で「来て好かった~」としみじみ。ボカには後にアルゼンチン代表になるルジェリなどいい選手もいたが、流石に普通の超一流と歴史的名品とは比較を絶する。わしは、ほぼ初めての生サッカーで、サッカーとはこれほど凄いものなのかと度肝状態であった。わしは、日本酒など呑んだことないというアンドロメダに、わしの知る最高の美酒(うまざけ) 奥播磨の杜氏 高垣克正 の別仕込みを絶好の状態で出す店で飲ませたことがあったが、その一両日後、これが大衆酒とワンカップ○○の封を切ってわたしたところ、第一声は「痛い!」であった。


 諸君、ビデオも豊富で、ディエゴの神の手や五人抜きなど手軽に堪能は出来ようが、わしは、生マラドーナを国立で見た。相手は当時のジャパンの一線級、相手はジュニアじゃったが、日本のトップはもっと小人じゃったで。

 そのわしが、昨夕、有り難くもフジの蔵出し74ワールドカップの再放映。というより多くの若きファンにとり初めて見るニースケンス クライフ ミュラー ベッケンバウアーの最盛期。折りしも、下馬評にも上がっていなかったオランダのピッチに繰り展げたトータルサッカーは世界を熱狂させ席巻し、現代サッカーの在り様を指し示す雛形となり、いやあの当時のタレント揃い、クライフというシステム全体をアクティベイトする統括指令官なくば今もって真似できないと言わしめる、秩序と均整のとれたサッカー史上のルネサンスじゃった。先ずもって、昨夕のオランダ対スウェーデン、引き分けで殊に後半はやや緊密度を欠いたとはいえ、前半の特に前半のクライフのプレーは真にわしのマラドーナしか比肩しうるものを思い起こさせないものじゃった。ゲーテは晩年「ファウスト」を苦吟中これをオペラに仕上げようと途轍もないことを考え、そもそも厳密な意味での上映さえ不可能なこの戯曲を担う音楽家として子供の頃生で聴いた「ドン・ジョバンニ」の作者(いわずと知れたモーツァルト)しか思い浮かばなかったと言うが、ぶっちゃけ 大袈裟 昨日のクライフターンは凄かった! サッカーはラモスはんのように、カモシカ足の長身細身はフィジカルを重視する現代サッカーにあって(じゃから、俊輔クントルシエが評価しなかったのではないか)、ファールを浴びせらられ直ぐ倒される止められるで不向きなはずじゃとはわしの素人考えでもよく分かるが、クライフはあの華奢で倒されない止められない 思いっ切り勝手に考えるが、クライフのテクニックにディエゴの体型が合わさったら、銀河系軍団とか云うラコルーニャの田舎者チームがおのぼりさんに見える真の大都会銀河プレーヤーになるのではなど勝手に招き猫のわし。おまけに、コノクライフターンに酔いしれたあと、別チャンネルでこのところ連日再放映のトヨタカップの歴史。実に、クーマン ストイチコフ らも顔を揃える FCサンパウロ対バルセロナ戦。ありゃ、と思いよく観ると、やはりバルサの監督はスーパースタークライフ自身。これ、示し合わせて放映か と疑うくらい。そう、クライフ監督、美しいサッカーの生き様を通し、監督としても卓越した手腕を示し、彼のアクション プレーを見たこともない先日のサイタマに集っておる若者らにも、「観よ!これを」とわしら隠居にモーゼスの如く指し示させたくなる今のトップ級も霞む神技の新約聖書。ジダンも偉大なプレーヤーであろう。が、ペレ クライフ マラドーナ(ベッケンバウアーも入れる?)ら、歴史を刻んだ使徒たちの古文書。未だ寸鉄にこころ刺さるる思い深し。あのクライフが、わしと同世代の昔サッカー小僧を生涯にわたりこの競技に惹きつけるも故無しとしない。フライングダッチマン(リヒャルト・ワグナーの「さまよえるオランダ人」から命名された)よ、ピッチのモーツァルト、マジックフルートよ永遠なれ!
# by yourhighness | 2005-02-12 10:22 | スポーツ
和韓折衷

 昨日の御存知 日朝戦、朝からそわそわして、朝食!?に、キムチ200gを食べ、やや温暖な都心に比し零下に冷え込む当地埼玉アリーナを思いやり、試合開始時は日本の御蕎麦を喰らい、激戦を堪能した。わしは、さほどのサッカーファンではない。海外組以外、ジャパンのトップ選手と言っても顔と名が一致しない程度の観客に過ぎぬ。ま、今回の試合は、70台、80台の、サッカーとはやや縁遠いサポーターが長屋でも注目しとり、今回は勝たなきゃ駄目よと、力瘤の国民的一戦。ま、ぶっちゃけ、小笠原 といわれても、「ナマルさん、これがうちの不肖の息子ロブロイです」とオーナー大迫さんに紹介されたと同様、タップダンスシチーと顔の見分けがつかず、次にどこぞで遭った時「よ~ロブちゃん」と声をかける自信がないのじゃ。それでも、期待に応える十分な激戦、敗れて相手強し、の感深いと共に、わしらからは同胞と呼んでよい日本生まれ育ちの選手サポーターらの歓呼も目の当たりにし、窪塚クン主演の「GO」を思い浮かべたりして(若い人は必見や! 在日朝鮮人の青年 家族を描いた日本アカデミー作品賞受賞作)、併せて、悪いが金正日の鼻をあかすことが出来たブラジル人監督の冷静さとこの試合以降まで見据えた読み込みの深さ、奥懐を垣間見て、堪能した。歌舞伎で言う 腹を見せる貫禄技。渋い用兵じゃった。一体どんな試合になるやらと息を呑んで見すえたキックオフ、3分で先制点をたたき出したときには、日本の若者の逞しさに感激した。試合終了後、テレ朝の写すスタジアムで、「サッカーでつながろう」の文字を掲げる日本サポーターの姿には、清冽な美しさを感じたで。もともと必ずフレンドリーなはずの両国に、同じ思いが届いて欲しいで。
 改めて見てサッカーたぁ なかなか面白いスポーツじゃな。6月ピョンヤンでも、国民がただ1個のボールの行方に興奮の坩堝と化す応酬を確信する。強かった! 北朝鮮。適度の荒れ試合じゃったが、身を投げ出したファイト、3人のヨンさま始め存分に、韓民族の魂、見して貰うたで。
# by yourhighness | 2005-02-10 05:21 | スポーツ
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